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2017年大晦日

2017年も残すところ、今日一日となりました。
皆様それぞれに、それぞれの1年があったと思います。

2017年最後の日、関東地方では前日とは打って変わり気温の低い1日となっています。
東京では初雪が観測されました。
大晦日に東京で初雪が観測されるのは、130年ぶりということです。
さいたま市でもみぞれのようなものが降っていました。
雪が積もるというわけではなさそうですので、ホワイト大晦日というには大げさなのかもしれません。

大晦日

年の最終日の12月31日は大晦日。
日本人であれば誰もが知るところで、何の疑問もなく「大晦日」を使っていることと思います。

なぜ、「大晦日」というのでしょうか。

月の最終日を晦日

大晦日を「おおみそか」と読むことから、晦日は「みそか」と読むことは容易に想像できます。
ただ、「晦日」にはその他にも読み方があります。
「かいじつ」、「つごもり」です。

「かいじつ」は晦日の音読みです。晦の「にちへん」が「さんずい」であったら、海となりますので、「かい」と読むのにもそれ程抵抗はないのかもしれません。
なお、「晦」には、月が隠れて見えないという意味があるそうです。

さて、もう1つの読み「つごもり」ですが、「晦」ひと文字でも、「つごもり」と読みます。
陰暦では月が隠れる月末を「つきごもり」(月隠)といい、それが音変化して「つごもり」となったようです。
「みそか」は、元々、月の30番目の日(30日)の意味(30歳を「みそじ」と呼ぶことからもイメージしやすいかも知れません。)ですが、月の最終日を意味するようになったそうです。
よって、月が隠れる=「つごもり」=月末=晦日の図式が成り立ちます。

旧暦(陰暦)

前述の中に陰暦という言葉が現れましたが、太陽暦、太陰暦、何やら昔学校で習ったような気がします。
現在の暦は、昔の暦とは変わっており、現在使われている暦は、グレゴリオ暦です。
太陽の動きをもとにして作られているため、「太陽暦」と呼ばれます。
日本では、明治6年に採用されました。

太陽暦が太陽の動きとなれば、太陰暦は月の動きとなります。
明治6年に太陽暦が採用されるまでは、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた「太陰太陽暦」が使われていました。
なお、一口に太陰太陽暦といっても多くの暦法があり、一般的に旧暦と呼ばれるのは、太陽暦の直前に使われていた天保暦のことを差すようです。

太陰太陽暦は新月を各月の1日としていました。
新月から新月までは平均して約29.5日ですので、12ヶ月では約354日となり、太陽暦の1年よりも約11日短くなります。
そのため、太陰太陽暦ではそのズレが、ひと月分ちかくになると、閏月を設けてそのズレを修正していました。
例えば、3月の次に閏月が入るとその月は「閏3月」と呼ばれ、その年は13ヶ月間あるということになったそうです。
閏月は、19年に7回ぐらいの割合で発生してたようです。

新暦が採用されても、旧暦時代の文化が未だに残っている。
歴史が積み重ねられて、現在に至っていることがよく分かります。

来年はどのような歴史が積み重ねられるのでしょうか。
皆様、良いお年をお迎えください。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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