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ポリファーマシー

年齢を重ねると、服用する薬の種類が多くなる傾向にあるようです。
ただ、本来健康を維持するために必要な薬の服用ですが、その薬が原因となり健康を害してしまうこともあるようです。

今回、厚生労働省が高齢者の薬の服用の適正指針案の骨子をまとめたという報道がなされていました。
国レベルでこのような指針が作成されるのは初めてということです。
厚生労働省のホームーページで上記の内容があるか探してみました。

高齢者医薬品適正使用検討会

厚生労働省のトップページから「政策について」→「審議会・研究会等」と進むと、ものすごい数の「~会」というリンクが表示されます。
ページ下部にある「上記以外の検討会、研究会等」の区分下に「医薬・生活衛生局」のリンクがあります。
このリンクを辿ると、「医薬・生活衛生局が実施する検討会等」のページとなり、またもや多くの「~会」のリンクです。
このページの下部に「高齢者医薬品適正使用検討会」のリンクがあります。

どうやらこちらが目的のページのようです。

議題等に「高齢者医薬品適正使用ガイドラインの骨子案について」とあります。
2017年12月22日に第5回目の検討会が開催されたようですが、まだ議事録や資料は掲載されていません。
報道された方はこの検討会の傍聴に参加されたのかもしれません。

ただ、前回以前の検討会に関する資料などは掲載されていますので、これまでの流れは見ることができます。

ポリファーマシー

服用する薬剤数は60歳前後を境に増大する傾向にあり、75歳以上でより多い傾向にあるようです。
レセプト(診療報酬明細書)調査では70歳で平均6種類以上服用しているという結果があるようです。

このように、多くの薬を服用すること、又は、多くの薬を服用することにより副作用などの有害事象を起こすことをポリファーマシー(polypharmacy、多剤併用、多剤服用)と呼ぶようです。
ただ、ポリファーマシーについて、厳密な定義はないようです。

喫緊の課題

つい先日、平成30年度の予算政府案が閣議決定されたところですが、例年通り社会保障費の増大は喫緊の課題とされているところです。
現在使用されている薬の量が減少すれば、社会保障費の増大に抑制がかかるはずです。

しかし、ポリファーマシー対策は、そもそも症状の改善のために必要とされる薬が処方されていますので、単に薬を減らせばよいというわけにはいかず、様々な面を考慮して対策を行う必要があるとされています。

国レベルで初めての指針が作成されるというのも、このようなことからなのかもしれません。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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