サクラはサクラでも
昨日見ました本日のさいたま市の天気予報では「曇りのち晴」となっていましたが、実際のところは「雨のち曇り」でした。
日が差すことはありませんでしたが、午前中に降っていた雨も小雨程度で、午後には止みましたので、お花見を敢行された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
気温が15度前後といった比較的過ごしやすいものだったのは幸いだったように思えます。
さて、ソメイヨシノを中心とした樹木のサクラは、満開の時期を向かえまさしく今が見頃ですが、さいたま市にはもう1つ、地に咲くサクラがあります。
サクラソウです。
今年の1月に「田島ケ原サクラソウ自生地」の草焼きを取り上げましたが、そのサクラソウもいよいよ咲く時期となっています。
田島ケ原サクラソウ自生地は国指定の特別天然記念物となっています。
さいたま市のホームページにサクラソウの開花状況として写真がアップされています。現時点での最新更新日は4月7日です。
ただ、花が咲いている写真はあるものの4月7日の更新時にはコメントがなく、満開なのか部分咲きなのかわからない状況です。
なお、花の名称を掲げた写真のタイトルの下には「(準絶滅危惧植物 国/絶滅危惧植物 埼玉)」の掲載がありました。
国とは別に埼玉県でも独自に絶滅危惧種を指定しているようです。
田島ケ原サクラソウ自生地にはサクラソウだけではなく、約250種の植物が自生し、サクラソウを含め国や県の(準)絶滅危惧種に指定されているものもあるようです。
埼玉県では県版レッドデータブックを作成し希少野生生物の現状をまとめています。
植物編の最新版は2012年3月に発行された「埼玉県レッドデータブック2011植物編」です。
また、これより以前に埼玉県では、希少野生動植物の種の保護に関する条例が制定されています。違反すると罰則のある条例です。
レッドデータブックや条例・罰則の有無にかかわらず、自然の保護には協力したいですね。