市民会館おおみや


さいたま市にある「市民会館おおみや」の移転費用が、現在地で建て替える費用の5倍に上ることが明らかになったようです。

移転候補先は、大宮駅東口の「大門町2丁目中地区」の再開発ビルで、地下3階・地上18階の建物となるです。2017年に着工し2020年に完成する計画となっているようです。
さいたま市はこの4~7階を中心に買い取る計画を立てています。

コンサートなどが開ける約1400席の大ホールや約340席の小ホール、音楽スタジオや多目的室などを設ける予定となっています。

こうしてみると、かなり具体的に計画が進んでいように思えますが、そのビルの床取得費が高額で、約270億円に上ることが明らかになり、議会での追及の可能性も示唆されているようです。

現在の「市民会館おおみや」は、大宮駅から徒歩で10~15分程度の場所に所在し、「ちょっと歩く」という感覚があります。

駅からの利便性を考えると、移転先のほうがよいのは明らかですが、約270億円をかけるだけの価値があるかどうかが焦点となりそうです。しかも再開発ビル予定地に45億円の市有地があるため、それを含めた総事業費は316億円となる見込みです。

現在地で建て替える場合の費用は50億円程度とみられていますので、建て替えた場合と同等の市民会館が再開発ビルの取得費用だけでも5棟、市有地分も含めれば6棟建設できることになります。

もちろん財源は、税金となります。
総合的に考えるとどちらが得策となるのか、その判断は難しいのかもしれませんが、少なくとも、投資に対する費用対効果を精査する必要はありそうです。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

埼玉県さいたま市緑区東浦和1-8-18-303

営業時間 平日9:00~18:00

関東信越税理士会浦和支部所属

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