ノロウイルス流行警報
ノロウイルスなどが原因とされる感染性胃腸炎の流行警報がさいたま市から出ています。
全国では約3,000か所、さいたま市内では27か所の小児科診療を行っている指定届出医療機関からの感染性胃腸炎の流行状況の報告によれば、市内の過去5年間の同時期と比較して最も多い状況のようです。
例年、晩秋から冬季にかけての流行は、ノロウイルスが主な原因とみられ、ノロウイルス感染症は食品を通じての感染以外に患者、感染者からの二次感染も多く、注意喚起されています。
また、感染力が強く、保育園や幼稚園、学校や福祉施設などの集団生活の場では、感染を引き起こしやすいようです。定点観測を行っている医療機関が小児科診療を行っている医療機関になっているのもこのためなのかもしれません。
感染経路は、接触感染、飛まつ感染、経口感染、空気感染とありますが、最終的には鼻や口からウイルスが入ることにより感染するようです。
症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱する場合もあります。健康な方なら重症には至らず3日程度で回復するそうです。
ただ、乳幼児・高齢者など体力の弱い方の場合は注意が必要とのことです。なお、症状が治まった後も、1週間から1か月程度ウイルスは便に排泄されるそうですので、便の処理をする人は気をつける必要があります。
予防方法は、手洗いとうがい、加熱、消毒が有効とされています。
手洗いとうがいは言うまでもありませんが、中心温度85℃で1分以上の加熱、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が推奨されています。
エタノールも消毒剤としてよく用いられますが、ノロウイルスはエタノールには比較的耐性があるそうです。
次亜塩素酸ナトリウムは、家庭用の塩素系漂白剤に含まれていることがあり、これを薄めて消毒液を作ることができます。塩素濃度0.02~0.1%でよいそうです。
塩素系消毒液を扱う際には注意点がいくつかあります。
さいたま市のホームページに詳しく掲載されていますので、取り扱う場合にはそちらを参照してみてください。
さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT
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関東信越税理士会浦和支部所属
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