Category Archives: ALL

斜線の遺言書

遺言者自ら斜線を引いた遺言書は有効かどうかが争われた訴訟で、無効という最高裁判所の判決がありました。

この斜線は民法1024条前段により遺言を撤回したものとみなされる「故意に遺言書を破棄したとき」に該当するというのがその判断の根拠のようです。

一般的な感覚としては、最高裁判所の判決のように「斜線を引いているのだから無効でしょう。」と考えると思うのですが、地方裁判所、高等裁判所では、「元の文字が判読できる程度の斜線では効力は失われない。」とする判断で、遺言書は有効とされていました。
自筆証書遺言に改変等を加える行為については民法968条2項によって厳格な方式が定められているというのがその判断の背景にあるようでした。

結局、「赤色のボールペンで遺言書の文面全体に斜線を引く行為は、一般的にそこに記載された遺言の全ての効力を失わせる意思の表れとみるのが相当」という判断のもと無効とされました。

遺言の種類は基本として自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3種類に分かれます。
それぞれについて特徴があり、メリット・デメリットがあります。今回の場合は自筆証書遺言のデメリットが現れてしまったと見るべきでしょうか。

今回のようなケースでは、弁護人となれるのは弁護士のみのため、税理士が直接に係わるようなケースではありません。
しかし、実際の相続では、権利義務、手続き、相続税や調査など様々な専門家が必要とされます。
大まかに言えば、相続に関する権利義務や訴訟などは弁護士、登記は司法書士、相続税の計算・申告は税理士というような分類になります。もちろんその他の専門家が関わることも多々あります。

では、それぞれについて個別に相談や依頼をしなければならないのかとうと、そうでもありません。
ほとんどの場合、他の士業の方と提携をしていたり、繋がりをもっているので、いわゆるワンストップで終えることができると思います。

しかしながら専門以外のものは知らぬ存ぜぬというわけには行きません。私は税理士という立場ですが、今回のようなケースも予備知識として蓄えていくことが問題解決の糸口をつかむためにも重要になります。

税金、手続き、権利義務など、ご自身が一番悩まれている内容に該当する専門家にご相談頂ければ、そこから解決が図れることと思います。

埼スタ線

埼玉高速鉄道株式会社は27日、路線の愛称を「埼玉スタジアム線(埼スタ線)」に決定したことを発表しました。

今年の4月から愛称を公募し、最終候補3案のうち最も得票の多かった名称を採用したようです。
知名度が高く、浦和美園駅に近い「埼玉スタジアム」の名称を取り入れた結果となりました。

埼玉スタジアム2002は、国際試合など行われていますので、知名度という点では申し分ありません。
また、「東武スカイツリーライン」もそうですが、この沿線に乗ればその名称の施設に到着できるというのは、分かりやすいですね。

最終候補は、「埼スタ線」のほか、「埼玉南北線」「埼玉スタメトロライン」の3案でしたが、投票の結果、総数1382票のうち794票を「埼スタ線」獲得し決定されました。
もう既に各駅構内ではポスターの設置が行われているようです。2015年度中には案内表示や路線図が順次変更されていく予定だそうです。

本日11月28日はJリーグチャンピョンシップトーナメントの準決勝が埼玉スタジアム2002で行われます。浦和レッズvsガンバ大阪です。
このトーナメントの優勝チームは「FIFAクラブワールドカップジャパン2015」の出場権を獲得でしますので熱い戦いが期待されます。サポータ熱も高まるばかりだと思いますので、「埼スタ線」にとっても熱いスタートとなるのではないでしょうか。

アトレ浦和

さいたま市のJR浦和駅の高架下に商業施設「アトレ浦和」が11月25日に開業しました。

当日は午前11時の開店直後から多くの来店客でにぎわい、午後4時時点で約35,000人と想定を上回る人出だったようです。
施設には総菜店やカフェ、食品スーパー、書店など30店が出店しており、北エリアと南エリアに分かれています。
また、「アトレ北口改札」が整備されて駅から直通で施設に入ることができるので利便性は良く、天気の悪い時はストレスなく入れるのではないでしょうか。

観光案内所もカフェ店と併設するなど、情報発信拠点としての機能も高めているようです。
外国人観光客の訪日人数も増えていますので、収集した情報をコーヒーを飲みながら検討している様子を目にする機会があるかもしれません。

一方で、近隣のデパートでは、この開業に合わせて埼玉県産品コーナーを設けたようです。地域密着を打ち出してアトレ浦和の開業に集まった人に足をのばしてもらおうという作戦でしょうか。

これから年末ということもありますので、浦和駅周辺はしばらくは活気のある状況が続きそうですね。
私自身まだ実際に施設を見てはいませんが、浦和に立ち寄った際には、施設を一回りしてみたいと思います。

さいたま市暮らしのガイド

以前、さいたま市民手帳に救急の連絡先や各種相談窓口等の案内の掲載があることをご紹介しましたが、市内で快適な生活を送るために必要な情報がまとめられたものがありました。

「さいたま市暮らしのガイド」です。そのものズバリですね。

本来、さいたま市に転入した際に配られているようですが、各区役所の情報公開コーナーでも手に入れることができるようです。ただし数には限りがあるようです。

また、電子書籍にもなっているのでスマートフォンやタブレットなどで見ることができます。

内容は、上記の救急の連絡先や相談窓口等の案内、さいたま市の紹介や各区の見どころ、各エリアのお店などが紹介されています。
そのほか、さいたま市民サポーターとして市民の目線からの施設や制度の紹介が掲載されています。
元々、転入者向けの冊子のようなので、このような紹介の仕方がされているのではないでしょうか。
とはいえ、既にさいたま市に在住されている方にも新たな発見があったりします。私自身も知らない店や場所がありました。

冊子の最後のほうは「暮らしいきいきインフォメーション」として民間企業等の広告が出されています。いずれの企業等も市内で利用できるもので、分野は多岐にわたっています。

プライドリームス埼玉

「プライドリームス埼玉 トークフェスティバル2015」が開催されます。

チームスタッフや現役選手が出演するトークフェスティバルです。選手やスタッフ達の試合にかける意気込みや素顔などを知ることができます。

プライドリームス埼玉は「スポーツで埼玉をもっと元気に!!」をキャッチフレーズに埼玉県内に本拠地を置き、全国トップリーグに所属しているスポーツチームによって設立された団体です。スポーツの素晴らしさを体感してもらうこと、またスポーツに親しめる環境を広げて行くことを目的に普及振興活動や関連イベントの主催運営などを行っています。

日時は平成27年12月8日(火)18時30分〜20時30分(終了予定)
場所は浦和コミュニティセンター
参加費は無料です。

当日の内容はチームスタッフによるトークショー、現役選手によるトークショーの2部構成になっています。
出演するチームスタッフや現役選手はまだ決まっていないようです。
チーム事情により、OB選手、コーチが代わって出演する場合があるようですが、憧れの選手に会うことができるチャンスでもあります。また、チームスタッフによるトークショーでは、いわゆる舞台裏の話を期待できるのではないでしょうか。

さいたま市広報番組

さいたま市のテレビ広報番組「のびのびシティ さいたま市」では、行政情報だけではなく、イベントやグルメ、街の様子など、さいたま市のことをいろいろ調査して伝えています。

放送局はテレビ埼玉で、放送日時は、第1日曜日と第3日曜日の10時45分からです。第2日曜日と第4日曜日に前週の再放送があります。また、YouTubeでの配信も行っています。

現在配信中のものは幾つかありますがその中の1つに、「ウォーキング」にスポットをあてたものがあります。基本となる歩き方や継続させるためのポイントなどを紹介しています。
このウォーキングですが、さいたま市では健康倍増ガイドブック「ウォーキングで手軽に・楽しく・健康づくり」を配布しています。

市では「さいたま市ヘルスプラン21(第2次)」と称して、生活習慣病などの発症や重症化を予防し、健康寿命を延ばすため、一人ひとりが健康づくりに取組み、民間団体、関係機関、事業者、行政などが互いに協力し、それぞれの役割を果たしながら個人を支援するとともに健康づくりに関する施策を総合的かつ計画的に推進しています。
医療費などの社会保障費の増加に歯止めをかけたいというねらいもあるのでしょう。

ガイドブックには、「水と緑のコース編」もあり、お勧めコースが紹介されています。
紅葉の季節ですので、歩いてみるのも良いのではないでしょうか。

ガイドブックは、さいたま市のホームページよりダウンロードできます。

耕作放棄地課税強化

農林水産省と総務省の両省で耕作放棄地の固定資産税を1.8倍にすることが検討されています。

耕作放棄地は税金の安さからそのまま所有する持ち主が多く、やる気のある農家に農地が渡らない現状があり、税負担を重くすることで、改善を図ろうというものです。
同時に農地バンクに貸した農地の固定資産税の軽減も検討しているようです。
TPPの発行をにらんで農地を集約し、農業の国際競争力を高める狙いもあるようです。

平成28年度税制改正の要望にも「農地中間管理機構への貸付けなど農地の利用の効率化及び高度化の促進を図るための農地の保有に係る課税の強化・軽減等の措置(固定資産税等)」と挙げられています。

土地の固定資産税は原則として、評価額の1.4%が毎年かかりますが、農地の評価額は宅地の評価額と比べると、かなり低くなります。また、一般農地では評価額が売買価格の55%となる特例などもあり、こうした特例が評価額を低くする一因となっています。

さいたま市には「見沼たんぼ」の名があるように市内には田園風景がみられるところがあります。
一目見て耕作放棄地かどうかの判断はできませんが、こうした風景の中に埋もれたものもあるのかもしれません。

今回のこの検討案が実現したとすれば、耕作放棄地のまま所有し続ければ増税、農地バンクへ貸与すれば減税という税制面では「アメとムチ」政策となりますが、実際に耕作放棄地を所有されている方の実情も踏まえた対応も必要になってくるのではないかと思います。

上場株式の相続税評価

平成28年度の税制改正の内容について、取り上げられるようになってきました。

税制改正の検討は、夏頃に各省庁から提出される要望から始まります。
これらの要望を加味したうえで、年末には税制改正の概略案として、大綱が作成されます。

こうした要望の中に、金融庁から「上場株式等の相続税評価の見直し」というものが挙げられています。

現在の相続税の評価では、上場株式は原則として相続開始の日の最終価格で評価されます。平たく言えば、相続開始の日にその上場株式を売った金額です。
相続税の評価の原則は、相続時の時価となりますので、換金性の高い上場株式等はその日の価格で評価されるのです。
これに対して土地の評価は、公示価格の80%程度となっています。

このため、株は土地などの他の価格変動リスクのある資産に比べると相続時に売却による処分が選択されることが多いようです。

今回、上場株式等の相続税評価の見直しが要望として挙げられた背景には、株式市場からの影響もあるという見方があります。
株式市場では個人は過去10年で株を28兆円売り越しているそうです。
この売り越しには相続税に絡んだ売却も少なからず含まれているのではという見解です。
また、NISAなどいわゆる「貯蓄から投資へ」とする政策にも逆行しているという見方もあるようです。

あくまで一省庁の要望として掲げられただけですので、今後の動向は分かりませんが、我々税理士にとってはまずは「大綱待ち」と言ったところでしょうか。

さいたま市学校新設

さいたま市は浦和美園地区に12年ぶりに中学校を新設するようです。
小学校も新たに設ける予定でこちらは7年ぶりとなり、ともに2019年開校になる予定だそうです。

さいたま市は浦和美園地区の都市開発を進めています。
この開発が功を奏してか、人口も増加傾向にあります。
現在の教室では子供を受けきれないとして新設を決定し2015年度12月の補正予算案に盛り込みました。

予算案では新中学校の基本設計や地質調査に関する費用として3,000万円を計上したようです。
さいたま市が所有する土地で2017年に着工する計画になります。
新小学校にも3,000万円を盛り込んでいます。
小学校はすでに生徒数が多いため、2017年から仮設校舎も建てるそうです。

世間では少子化が騒がれているなかですので、子供の人口が増えているのは驚きました。
ただ、実際に出生率が増加しているのかはわかりません。

さいたま市が進める都市開発のなかで、人が移り住んだ結果なのかもしれません。
となれば、さいたま市内の移動であれば移動前の地域は人口の減少とともにその周辺の小中学校も人が減ることになります。
都市開発により住環境を良くして、人を呼び込むのが主な狙いだと思いますが、都市再編の意味合いもあるのではないかと思いました。

さいたま市民手帳

さいたま市の市民手帳があるのをご存知でしょうか。
恥ずかしながら、私は知りませんでした。
なぜ手帳?と思うところはありますが、市の情報を掲載するツールとして手帳を選んだのかも知れません。

この市民手帳ですが、
色はネイビーとワインレッドの2種類。表紙にさいたま市のキャラクター「ヌゥ」がプリントされています。
手帳としての機能は、カレンダーは月別と週別の2種類が掲載されていて、月別は見開きで1月分で前月と翌月のカレンダーが掲載されています。週別は見開きで左側がカレンダー、右側はメモ欄となっています。

資料と便覧のページには、
救急などで困ったときの連絡先や、市役所・区役所・各種相談窓口等のご案内、市の支出金額ランキングや町名・郵便番号一覧などの情報が載っています。救急などは便利かもしれませんね。
お値段は360円ですので、お手ごろ価格でしょうか。

市民手帳はさいたま市役所や各区役所で販売しているほか、紀伊国屋や須原屋などさいたま市内の主要書店でも取い扱いがあるようです。

11月2日から市役所や区役所では来年3月11日まで、各書店では年内や来年1月末まで販売されていますが、売り切れ御免となるようです。

ご興味ある方は書店に立ち寄った際にでも、手に取って見ては如何でしょうか。

1 87 88 89 90 91 107

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

埼玉県さいたま市緑区東浦和1-8-18-303

営業時間 平日9:00~18:00

関東信越税理士会浦和支部所属

お問い合わせはこちらから

免責事項

当サイトに掲載する情報に関しまして、細心の注意、調査を行って掲載しておりますが、当サイトのすべてに関して、誤りや変更などに伴うくい違いが含まれる場合もございます。従いまして、これらの正確性および完全性を保証するものではありません。当サイトで公開している情報もしくは内容をご利用されたことで、利用者もしくは第三者の方が直接又は間接的に被害を生じた場合について、当人は一切責任を負うものではありません。