Category Archives: ALL

法人税等の調査実績

国税庁から平成26事務年度の法人税等の調査実績が発表されています。

  • 法人税 調査件数95,000件(前年比104.9%)、追徴税額1,707億円(前年比107.3%)
  • 消費税 調査件数91,000件(前年比105.4%)、追徴税額118億円(前年比105.8%)

前事務年度に比べて調査件数、追徴税額とも増加しているようです。

また、主要な取り組みとして以下の項目が挙げれれています。

  • 消費税還付申告法人に対する取り組み
    調査件数の半分以上が非違があったとされています。また、1割前後に不正計算があったとされています。
  • 無申告法人に対する取り組み
    調査件数自体は減少しているようですが、追徴税額は免れません。
  • 海外取引法人等に対する取り組み(法人税、源泉所得税)
    海外取引法人等に対しては、租税条約等に基づく情報交換制度の積極的や活用や、経済の国際化に伴う企業や個人による国境を越えた経済活動が複雑・多様化する中、非居住者や外国法人に対する支払(非居住者等所得)について深度ある調査を実施しているとしています。

いわゆる国際課税は、例えば居住者や非居住者の区分など、国内と比べて課税要件が複雑になります。
税理士への相談も増えてくるのではないでしょうか。

税金の無駄

会計検査院が2014年度の検査報告で指摘した不適切な経理処理は約1,568億円(570件)で、7年ぶりに2,000億円を下回ったそうです。

検査の結果のうち補助金の不正受給など法律、政令若しくは予算に違反し又は不当と認められる「不当事項」は約164億円でした。

会計検査院は、国の収入支出の決算等の検査を行うため憲法第90条の規定に基づいて設置されており、国会及び裁判所に属さず、内閣に対して独立の地位を有する機関です。
検査院によると指摘金額の減少は、大型案件が少なかったのが主な理由としています。

税金の無駄遣いは納税者の方の税金に対する意識に影響がないとはいえません。
納税者の方と接することが最も多い職業である税理士としても、より厳格に取り組んでほしいと切に願います。

タワーマンション

タワーマンションを使った相続税対策の監視が強化されるようです。

タワーマンションの1室を購入すると、相続税の計算における評価は土地と建物を分けて評価します。
土地は全体の評価額を戸数で分けて算出するため、戸数が多いほど評価額が低くなります。
建物は全体の評価額を専有面積で按分するので、同じ面積なら高層階も低層階も評価額は同じになります。
しかし、実際の価格は低層階よりも高層階のほうが高くなります。

このように実際の価格と相続税評価額の違いを利用して相続税対策が行われている現状です。

相続税の財産評価は相続時の時価とされていますが、この時価として算定された評価額が実際の価格とかけ離れてしまうのはよろしくないとして、監視が強化されるようです。

マイナンバーはいつ届く?

さいたま市のマイナンバー担当の方のお話を聞く機会がありました。

さいたま市民に通知カードはいつ届くのかと気になっている方も多いと思いますが、市のほうでも日程については確認できないそうです。
というのも、マイナンバーの発送などは地方公共団体情報システム機構が管轄しており、この機構から発送しましたという連絡が来るのが数日前だそうです。
実際にみなさんのお手元に届くのは、この発送から各郵便局を通して集配されるので、1週間ぐらいはかかるそうです。

そのときのお話にもありましたが、さいたま市では11月4日に北区、西区、見沼区について発送が完了しています。これはWEBでも確認できます。
初めてさいたま市民が通知カードを手にするのは来週以降になるということになります。
そのほかの区については発送もまだ未定ということでしたが、恐らく少なくとも12月中には手元にくるのではということでした。

税理士の立場からすると、年末調整に係る処理がスムーズに行かなくなるな。と思ってしまいました。

平成27年分の年末調整自体には、マイナンバーは必要ありません。
しかし、事務処理負担を軽減するために、平成27年分の年末調整時に平成28年分の書類の準備もするのが通常です。この平成28年分の書類にマイナンバーを記載します。

年末調整はその年最後に支払をする給与の際に行う調整ですので、通常12月の給与で調整されます。それまでに年末調整に係る書類の回収が必要になります。

平成28年分の書類の回収が後日となれば、その分事務負担が増えてしまいます。

インフルエンザ新薬

寒くなってきました。

さいたま市でも11月に入ってから最低気温が10℃を切っています。朝晩が冷えるので布団から出るのに勇気が必要になってきます。

インフルエンザの流行も気になってくる季節ですが、世界初の治療薬が実用化に向けて動き出しているようです。
開発したのは塩野義製薬で、インフルエンザウイルスの増殖そのものを抑える効果があるそうです。
インフルエンザ治療薬と言えばタミフルが有名ですが、今までの治療薬はウイルスそのものの増殖をとめる効果はありませんでした。
新薬はウイルスが増殖するときに使う酵素の動きを邪魔することで死滅させる仕組みだそうです。

厚生労働省も優先的に審査する方針で、2018年にも国内で実用化する方向だそうです。
初期段階の臨床試験は既に実施されているようで、11月以降数百人規模の患者を対象にした第2段階の臨床試験を始めるそうです。

インフルエンザの流行時期が確定申告の時期と重なることもあり、税理士にとっては気にかかる時期です。
まずは罹患しないように手洗い、うがいなどの基本的な予防策から始めることが大切ですね。

日本ワイン

国税庁より果実酒等の製法品質表示基準の定めが示されました。

これにより「日本ワイン」と表示できるものが限定されます。
これまでは業界等の自主基準によって表示されていました。

自主基準のなかでも「国産」と表示できる範囲が広すぎるため、国産ブドウ100%を原料に作ったワインを「日本ワイン」と表示する動きがあったようです。しかし、あくまでも自主基準なので法的強制力はなかったという現状だったようです。

今回の告示で「日本ワイン」と表示できるものは、国内製造ワインのうち原料の果実として国内で収穫されたぶどうのみを使用したものとなります。

3年後の平成30年10月30日から適用されます。

TPPの締結などもあり、これから多種多様な商品を目にすることが多くなるのかもしれません。
そのような中で、「Made in Japan」を明確に表示することで差別化を図っていくという考えがあるのかもしれません。

盆栽カフェ

盆栽カフェが期間限定で開催されます。

場所はさいたま新都心駅近くにあるコクーンシティの中にあるハンズカフェです。
この催しはハンズカフェ、さいたま市大宮盆栽美術館、大宮盆栽協同組合の三者共催で行われているようです。
期間は11月2日~11月30日です。

盆栽は「BONSAI」と称して、海外では多くの愛好家がいるようです。
以前、盆栽家に弟子入りしている外国人というドキュメントを見た記憶があります。外国にはない日本の芸術文化が評価されているようです。
さいたま市にある大宮の盆栽村ですが、誕生したのは大正14年だそうです。歴史がありますね。

カフェですが、盆栽が展示はもとより、盆栽をイメージしたカフェメニューの提供や、関連ワークショップイベントなども実施されているようです。
カフェメニューには盆栽のラテアートなどもあるようですので楽しめるのではないでしょうか。

調査等の状況

国税庁から平成26事務年度における所得税及び消費税調査等の状況が発表されています。
事務年度は7月から6月ですので、平成27年6月までの状況と言うことになります。

発表の内容ですが、調査等の合計件数は

  • 所得税74万件(前事務年度89万9千件)
  • 消費税8万6千件(前事務年度7万6千件)

であり、追徴税額は

  • 所得税742億円(前事務年度696億円)
  • 消費税186億円(前事務年度169億円)

でした。

また、この発表ではトピックスとして、以下のものに平成27事務年度においても積極的に取り組むとしています。

  • いわゆる「富裕層」への対応
  • 無申告者に対する調査状況
  • 海外取引を行っている者の調査状況
  • インターネット取引を行っている者の調査状況
  • 金地金等に係る譲渡所得の調査状況

上記のような取り組みは我々税理士にとっても深く関わってくるものです。
例えば、加算税や延滞税などの罰則的な税金は適正に申告を行っていれば払うことのない税金です。

知らなかったでは済まされないのが税金ですが、正しい知識を持って、適切な助言をするのも税理士の仕事の1つです。

シラオ仮面

埼玉県白岡市のマスコットキャラクターが「シラオ仮面」となりました。

白岡市内の小中学生の人気投票を参考に選定委員会で選ばれました。

全身白タイツにマントという出で立ちで、目と口の部分が白岡となっています。
白岡市商工会のゆるキャラで白岡市公認の「なしべえ」「なしりん」の世話をするという設定だそうです。

以前、埼玉県のマスコットキャラクター「さいたまっち」のLINEスタンプ販売開始もありましたが、未だゆるキャラブームは健在という事でしょうか。

ちなみにさいたま市のキャラクターは「ヌゥ」です。

気になる方は検索してみて下さい。

ハロウィン

今日は、ハロウィンです。

渋谷では、仮装行進が毎年恒例となり、警察でもワールドカップ並みの体制をしいて対応しているようです。
さいたま市内での仮装行進は確認できませんでしたが、あるのでしょうか。

さてこのハロウィンですが、元々は秋の収穫を祝う宗教的行事でしたが、アメリカの民間行事として認識している方のほうが多いのではないでしょうか。
「トリック・オア・トリート」と言いながら子供たちがお菓子をもらっていくニュースなどを見たことがあると思います。

日本では、このハロウィンの仮装行進部分がさらに進化したみたいですね。
今となっては、反対に諸外国から注目されるイベントだそうです。

外の文化を取り入れて独自の文化に昇華させるのが、日本人は得意と言われるようですが、妙に納得してしまいます。

1 89 90 91 92 93 107

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

埼玉県さいたま市緑区東浦和1-8-18-303

営業時間 平日9:00~18:00

関東信越税理士会浦和支部所属

お問い合わせはこちらから

免責事項

当サイトに掲載する情報に関しまして、細心の注意、調査を行って掲載しておりますが、当サイトのすべてに関して、誤りや変更などに伴うくい違いが含まれる場合もございます。従いまして、これらの正確性および完全性を保証するものではありません。当サイトで公開している情報もしくは内容をご利用されたことで、利用者もしくは第三者の方が直接又は間接的に被害を生じた場合について、当人は一切責任を負うものではありません。