Monthly Archives: 1月 2017

地方自治体の内部統制

地方自治体の内部統制が法律化される動きがあるようです。
地方自治法を改正し、2019年度以降の施行を目指すとされています。

内部統制とは、組織の業務の適正を確保するための体制を構築していくこと。またはそのシステムを指します。
内部統制がなくとも、業務に携わる人たちの倫理観や道徳観によって、業務が適正に遂行されていることがほとんどだとは思いますが、業務の適正な遂行は当然のこととしても、内部統制があれば説得力があります。

例えば、個人情報を取り扱う業務の場合で、漏洩対策としてどのような対策をとっているかと問われた場合に、「従事者の倫理観に委ねています。」と回答を受けても、これに納得する人はいないと思います。
外部から見ても納得できるルールや業務プロセスを整備し、運用すること。つまり内部統制が求められるのではないでしょうか。

今回の動きは、こうした内部統制を地方自治体にも導入しようというもののようです。
基本方針や、実施計画を作成することや、首長の責任も法律に明記されることになるようです。
まず、都道府県と政令指定都市が対象になるということなので、このまま法制化されれば、さいたま市は対象となることになります。
住人にとっては1つ安心材料が増えることになるのかもしれません。

待ったなし源泉所得税

本日から仕事始めとなる人が多いのではないでしょうか。
昨年内に仕事の区切りをつけて、本年から新しい仕事という方もいらっしゃるかもしれません。

税理士業はというと、年明けからフルスロットルで仕事に打ち込まなければならないこともあります。
その大きな要因となるのが、タイトルの通り源泉所得税の処理です。

給与などを支払う際に差し引く所得税を源泉所得税といいますが、この源泉所得税は、給与などの支給を受ける人が本来負担する所得税を、給与などを支払う者(事業者)がその支払いをする際に差し引いて預っているという形になります。
事業者からして見れば預っている税金ですので、課税庁からすると、「早く支払ってください。」ということになります。

その支払期限が、給与などを支払った月の翌月10日までとなります。

この納付額の計算などの処理を税理士が受任して行っていることが多いわけですが、年末年始のお休みを考慮して仕事に取り掛からなければなりません。
今年でいうと、1月4日が仕事始めとすると、納付期限である10日までの平日は4,5,6,10と4日間しかないことになります。
税理士側では土日祝日でも仕事をすることが可能だとしても、先方が休日でしたら連絡を取ることが出来ない場合もあります。

ただ、税理士業界からすれば毎年恒例のことですので、事前にしかるべき準備をしているのが通常なのですが、場合によっては「年明けからフルスロットル」となってしまいます。

源泉所得税の納付期限は翌月10日が原則ですが、給与など一定の源泉所得税は、要件を満たせば申請することにより、納付期限を1月から6月までの源泉徴収分を7月10日、7月から12月までの源泉徴収分を翌年1月20日とすることが出来ます。

「源泉所得税の納期の特例」といいますが、注目したいのは下半期分の納付期限が翌年1月20日となっていることです。10日ではなく20日です。
半年分の源泉所得税を計算・納付するためにだと思うのですが、原則の納付期限も1月の納付分は期限を20日にしてくれれば。と思う税理士は多いのではないでしょうか。

Uターンラッシュ

2017年も3日目です。

正月三が日といいますが、正月休みも今日までという方が多いようです。
そのため、本日は、故郷や旅行先から自宅に戻る人が重なり、Uターンラッシュとなっているようです。

上り方面の新幹線の指定席は終日ほぼ満席で、自由席の乗車率も120%となるなど混雑が続いているようです。
自由席数の約2割の人が立ち乗りしている状況です。

なお乗車率ですが、通常の電車とは違い新幹線の場合は、座席数が定員数となるそうです。
すべての座席が埋まったら乗車率100%ということになります。
通常の電車は、ある程度の立ち乗り数が定員数に含まれているそうです。つり革などがあるのはそのためなのでしょうか。
いずれにしても乗車率100%を超えると、当たり前ですが、法律的に運転不可ということはならないのだと思いますが、定員オーバーで運転ということになるのでしょうか。

Uターンラッシュの代名詞としては、もう1つ。高速道路ですね。
高速道路も、既に渋滞しており、3日夜遅くから4日未明にかけて続く見通しです。
高性能なカーナビなどは、渋滞回避機能を搭載していたりしますが、このような状況の場合どのようなナビゲーションをするのか気になるところですね。
また、現在では、スマートフォンを所有している人が多いので、ナビゲーションアプリの使用やインターネットに繋いで渋滞情報を見ることができます。
得られた情報如何によっては、途中で高速道路を下りるという判断もありそうです。

うるう秒

2017年も2日目です。
皆様どのようにお過ごしでしょうか。

先日の2017年の元日ですが、例年の元日より1秒長い一日でした。
原因は「うるう秒」です。

うるう年は4年に一度1日多くなり、暦も2月29日がありますので誰もがご存知のことと思います。
うるう年を正確に言えば、

  1. 西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。
  2. 「1」の例外として、西暦年号が100で割り切れて400で割り切れない年は平年とする。

となっていますので、2000年はうるう年、2100年は平年ということになります。

さて、うるう秒ですが、このうるう年の「秒」版です。
1年が1日ではなく、1日が1秒長くなります。

具体的には、2017年の元日は、午前8時59分60秒という時が刻まれました。

こうした時刻の特別な調整となると、パソコンなどの電子機器の不具合が懸念されるところですが、現在の一般的なパソコンやスマートフォンは自動的に調整されるようです。実際私のパソコンも問題なく稼動しています。

ただ、古いソフトなどを用いているシステムなどでは、不具合の生じる可能性もあるということで、うるう秒を廃止すべきとの意見もあるようです。
電子機器の不具合といえば、内容は異なると思いますが、2000年問題を思い出しますね。

このうるう秒の調整は、地球の回転の観測を行う国際機関である「国際地球回転・基準系事業」(IERS)の決定に基づいて世界で一斉に行われています。

調整の経緯ですが、かつて時刻は、地球の公転や自転に基づく天文時から決められていましたが、現在では1秒の長さが非常に高精度な、原子の振動に基づく原子時によって決められています。この原子時は数十万年に1秒ずれるだけという程の精度なのだそうです。
うるう秒の調整は、この原子時と天文時のずれが0.9秒以内に収まるように調整するために行われています。

謹賀新年2017

新年、明けましておめでとうございます。
2017年の初日は、如何お過ごしでしょうか。

本日のブログに何を書こうかと思案中に、そういえば昨年の元日のブログは何を書いたかと思い、顧りみたところ、干支について書いていました。
本年も引き続き干支を題材にしようと思います。

2017年は酉年です。

「鳥」ではなく「酉」と書くのは、干支をわかりやすくするために、対応する動物を当てはめたといわれています。
この当てはめの由来は定かではないようです。また、本来「酉」は「ゆう」と読み、酒つぼを描いたもので、収穫物から酒を造るなど、果実が成熟して実るという意味があるそうです。
このようなことから、酉年は成熟の年といわれているようです。

前年のブログにも書きましたが、干支は、十二支と十干(じっかん)を組み合わせたものになります。
2017年の十二支は酉ですが、十干は「丁」(ひのと)です。よって、「丁酉」となります。

前年も総務省の統計を紹介していたので今回も紹介します。
酉年生まれの人は943万人。
男性は457万人、女性は486万人。昭和44年生まれが最も多く、十二支の中で最も少ないとのことです。
最も多い十二支の丑年生まれとは、150万人以上異なります。

前日のブログでは、市場の格言より「申酉騒ぐ」を取り上げましたが、干支由来の意味を前に押し出して、騒ぐより羽ばたく年であることを期待したいところですね。

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さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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