ジビエ


ジビエ。ジビエ料理。
昨今、見聞きするようになった言葉です。
野生鳥獣の肉を表す言葉です。
元の言語はフランス語で「gibier」と書くようです。

昔は狩猟によって食材を調達していたと、歴史の授業で習うところですが、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化があるそうです。
フランスなどでは、ジビエを使った料理は自分の領地で狩猟ができるような、上流階級の貴族の口にしか入らないほど貴重なものでだったようで、高級食材として重宝され、特別な料理として扱われてきたそうです。
また、肉から内臓、骨、血液に至るまで余すことなく料理に使い、生命に感謝を捧げようという精神もあるようです。

日本では

今回、農水省がジビエの利用量の調査結果を初めて公表しました。
2016年度の調査結果ですが、その利用量は1,283トン。
数字をポンと出されても、多いのか少ないのか分かりませんが、とにかくこれだけの量が利用されています。

なお、ジビエの獣種は鹿が最も多く、北海道の利用が最多だったようです。
北海道はエゾシカのジビエ利用が盛んなのだそうです。
北海道と言うと、ジンギスカンを思い浮かべる人もいらっしゃるかもしれませんが、ジンギスカンのラム肉、マトン肉は羊の肉ですので、ジビエ(野生鳥獣の肉)ではありません。

日本では、11月15日~2月15日まで狩猟が解禁となり、ジビエのシーズンとなるようです。
期間が定められているのは、乱獲を防止するためなのだと思います。

ジビエ利用量倍増目標

狩猟期間が定めれている一方で、政府は2019年度までに利用量を倍増させる方針のようです。
その背景にあるのは、深刻な農作物被害にあります。
その被害額は年間200億円に上るといわれています。
そのため、政府は2017年に、ジビエの利用量を増やし、2019年度には倍増させる目標を打ち出したそうです。
今回の農水省の調査もこのようなことに伴なうものとして、行われていたのかもしれません。

このような背景があるものの、ほとんど人がジビエと関わるとしたら、食に関してということになると思います。
ジビエがいわゆる「天然もの」であることは間違いありませんが、そもそもジビエとなる獣種は畜産されていないことがほとんどだと思います。
食べ比べこそできないのかもしれませんが、普段私達が食している牛、豚、鳥を食べることとは、異なる経験ができるのかもしれません。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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