転職は40歳までに?


昨日は積雪の予想がされていましたが、現実となりました。
本日は大雪警報が出されています。

東京都心では14:00に積雪1cmが観測された後、17:00現在で9cmに達しているそうです。
さいたま市も似たような状況になっています。
既に道路の通行止めや、列車の運休や遅れが出ているようです。
映画のように天候をコントロールすることはできませんので、雪が止むのを静かに待つしかなさそうです。

話がそれましたが、内閣府から「日本経済」と題した報告書が公表されています。
どのようなものなのでしょうか。

日本経済2017-2018

報告書のタイトルは上記の通りです。サブタイトルは「成長力強化に向けた課題と展望」となっています。
この「日本経済」は、毎年公表され、日本の経済に関する分析が提供されています。

今回の報告書では、日本経済の現状と職業キャリアの現状と課題、企業部門の成長に向けた取組と好循環の確立に向けた課題を分析しています。
本報告書を作成した内閣府経済財政分析担当によれば、日本経済の現状に対する認識を深め、その先行きを考える上での一助となればということのようです。

分析されている内容は上記の通りなのですが、その中に40歳以上の転職は賃金が下がるという分析結果がありました。
40歳以上となる統計の対象は、「40~49歳」「50~59歳」となっています。
少なくとも40歳代は働き盛りといわれる年代ですが、その年代にとっては、少し酷な分析結果となったのかもしれません。

年齢は重要!?

少し掘り下げてみてみると、まず転職前後の賃金変化と関係の深い変数(要因)を調べたところ、最も重要度の高い変数は「年齢」となりました。
しかも、2006年と2016年を比較すると、「年齢」の重要度の度合いは高くなっています。

「年齢」の重要度が高いことがわかったので、年齢別に賃金変化を見てみようということになり、就業形態別にその変化率が算出されています。
就業形態別とは、パートから一般労働者、一般労働者からパート、一般労働者から一般労働者、パートからパート、という形態で転職をした場合というように分類されています。

前述の転職で賃金が下がるという分析は、「一般労働者から一般労働者」によるものです。
29歳以下では平均して賃金変化率がプラス圏、30代ではリーマンショックの際はマイナス圏でしたが、徐々に回復して、直近の2016年ではプラス圏となっています。
しかし、40歳以上では2004年以後マイナス圏を脱したことがありません。

この結果だけを単純に受け止めれば、40歳以上での転職は不利ということになりそうです。
ただ、もちろんこれが全てというわけではないことは、補足しておきたいと思います。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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