最悪なパスワード100
IDとパスワード。
現在ではこれを1つも所有していないという人はいないのではないでしょうか。
例えば、多くの人が利用しているandroidスマートフォンでは、アプリを使用するのにGoogleアカウントの設定が求められ、Gmail(ID)とパスワードを設定することになります。
こうしたIDとパスワードですが、調査企業の「SplashData」という会社が、インターネット上に流出したパスワードを解析して「最悪なパスワード100」として公表しているようです。
なお、流出したパスワードは500万件にも及ぶようです。
ワースト1は定番
2017年、ワースト1位となったのは「123456」です。
もはや悪いパスワードの例の定番です。
その他にも「12345678」「password」「qwerty」といったお馴染みのものが上位にランクインしています。
このいわゆる悪いパスワード例は、当初から年数が経っているもののあまり変化が見られていないようです。
そこにはやはり、パスワードを利用しているのが人間であるということもあるのではないでしょうか。
恐らく、このようなパスワードが設定される背景には、「忘れてしまうから」という理由があるように思えます。
複雑なパスワードを設定しても忘れてしまったり、書き留めたメモを無くしてしまったりすれば、設定者本人が利用できず、設定した意味もなくなってしまいます。
そのため忘れにくい単純なパスワードが未だに使用されているのではないでしょうか。
複雑なパスワードでも
予想されやすいパスワードを設定することはもちろん推奨されませんが、複雑なパスワードをパスワードを設定すれば安全といえるのでしょうか。
実はそうとも言い切れない部分もあるようです。
IoT、物のインターネット化が進み様々なものがインターネットに繋がるようになってきています。
その一方で、その安全性に警鐘がならされることもあるようです。
インターネットに繋がる機器に組み込まれたソフトウェアに脆弱性があり、外部から一定の処理を行うとパスワードそのものを表示してしまうという事例が見つかっています。
家のドアの鍵をいくら強固なものにしたとしても、窓が開いていたのでは意味がありません。
これと同じように、この場合には複雑なパスワードも無意味なものとなってしまいます。
セキュリティ対策については常にいたちごっことなりますので、機器に組み込まれたソフトウェアなどが随時更新されているかどうかということも大切になるようです。
ただ、このようなことがあるとしても、予想されやすいパスワードを設定することは、自らその安全性を下げていることになります。
先の例に挙げられるようなパスワードは、絶対に避けるべきと言えるのではないでしょうか。
さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT
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