「Ctrl+Z」
このタイトルを見てすぐにピンと来る人は、少なくともパソコンの利用頻度が高い人ではないでしょうか。
Windowsのショートカットキーです。
キーボードを使ってパソコンの操作を簡単に行うための機能で、キーボードショートカットとも呼ばれます。
ショートカットキーを使うと、キーボードからマウスに持ち替える必要がないので、文章入力などキーボードを使用する作業を効率的に行うことができます。
また、その他の場合にもマウス操作によって操作メニューを呼び出す必要がないので、効率よく作業を行うことができます。
ショートカットキーはいくつもあり、これらはマイクロソフトのホームページなどで確認をするとができます。
その他にも操作中のファイル、例えば「メモ帳」を起動して「編集(E)」を選択すると、「元に戻す」「切り取り」「コピー」など編集として用いる機能が示されますが、これらの横に「Ctrl+○○」といった表示がされています。
これがそのファイル上の操作で使えるショートカットキーとなります。
「Ctrl+X」切り取り、「Ctrl+C」コピー、「Ctrl+V」貼り付けなどはよく使われるのではないでしょうか。
「Ctrl+Z」で完全削除?
使い方を覚えると便利なショートカットキーですが、中には注意をして使用しなければならないこともあるようです。
「元に戻す」という操作を行うショートカットキーの「Ctrl+Z」ですが、特定の条件下でこの操作をするとファイルが完全削除されてしまうということがあるようです。
「完全削除」ですので、「ごみ箱」にも入りません。
このような「削除」などの処理が行われる場合、削除を確認するダイアログが表れることが多いのですが、この場合には確認ダイアログは表れません。
これは、Windows10において起きる現象で、Windows7では同じ操作を行っても確認ダイアログが表れるようです。
ファイルが完全削除されてしまう特定の条件下とは、以下の手順です。
- ファイルをコピーする
- コピーしたファイルを編集する
- 編集したファイルを上書き保存して終了する
- エクスプローラ上で「Ctrl+Z」をする
- 編集したファイルが消える
仕様か不具合か
「Ctrl+Z」は「元に戻す」という操作が行われます。
上記の手順でいえば、「ファイルをコピーする」を「元に戻す」、つまりコピーする前に戻す。ということになるようです。
コピーしたファイルを編集して保存しているものの、あくまでもこれはファイルの中の操作であり、Windows上(エクスプローラー上)での最新の操作は、「ファイルをコピーした」となっているためのようです。
なお、操作をやり直す「Ctrl+Y」がありますが、ファイルが削除された後「Ctrl+Y」を行っても、コピーしたファイルは元に戻りますが、編集前の状態で戻るそうです。
これについてマイクロソフトは、「Windows10の仕様」としているものの、「将来のバージョンで変更される可能性があるが、現在のところ時期は未定」という回答を公式か非公式かは分かりませんが、行っているようです。
「Ctrl」キーは、キーボードの端にあり、資料などで意図せず押されてしまっていることがありますので、誤操作には注意が必要かも知れません。
さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT
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