AI,文字認証突破


文字認証という言葉をご存知でしょうか。
言葉自体は知らなくとも、何かしらの文字認証をした経験があるのではないでしょうか。

アカウントの作成やログインなどを行う際に、通常の書体とは異なったグニャグニャと歪んだ文字が画像のように示されているものがありますが、それが文字認証の文字となります。
当事務所のホームページにも、お問い合わせのページに文字認証を用いています。

機械排除が目的

文字認証が用いられている背景には、アカウントの作成、ログインなどが人の手で行われるようにするためです。
人が歪んだ文字を読み取って、その文字を入力することで認証が可能となります。

例えば、文字認証がなくIDとパスワードだけで作成できるアカウントがあったとすると、コンピューターによって簡単に大量のアカウントを作成することができてしまいます。
通常同じIDは作れませんので、本来、人が作ろうとしたIDが利用できず、利用者の増加にも影響しかねません。
また、コンピューターなどを用いて大量にアカウントを作成するということは、通常利用を想定したものとは考えにくく、悪用される恐れもあります。
なお、当事務所でいえば、機械的に処理された営業メールなどが大量に送られてきてしまう可能性があるわけです。

前提も覆る

現在でも文字認証が用いられるのは、コンピューターでは識別できないいうことが大前提でした。
しかし、この前提も覆されることになりそうです。

アメリカのベンチャー企業が、文字認証を突破できるAIを開発したそうです。
人間の脳にある「視覚野」の構造をコンピューターで再現し、画像の「輪郭線」を見つけ出すことで、見たものの中に何があるかを把握できるAIということです。

驚くのはその正確さです。
通常、数個連なったアルファベットや数字を読み取る確率が1%を超えれば、認証されたとみなされるそうです。
コンピューターにとっては、100回の試行は取るに足らないものということなのかもしれません。
ただ、今回の試験では、正解率が66%もあったそうです。
2回行えば確実に認証できることになります。

代替技術に期待

技術の進歩自体はすばらしいことですが、現実問題として、今後文字認証という方法が有効でなくなることは容易に想像できます。
代替する技術が確立することを期待したいところです。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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