お酒の適正量


10月も半ばとなり、徐々に年の瀬が近づいています。
11月にもなると、早いところでは忘年会が始まるのではないでしょうか。
このような時期を見越してなのかどうかは分かりませんが、お酒にまつわる記事がありました。

その内容は、飲酒をする65歳以上の男性の半数、女性の1/4が、厚生労働省の定める飲酒の適正量以上のアルコールを摂取していることが分かったというもののようです。
退職や配偶者との死別が飲酒のきっかけとなる例もあるようです。

お酒の適正量

厚生労働省は、「節度ある適度な飲酒(量)」として、1日の平均純アルコールの摂取量が約20gであるという知識の普及を目標としています。
これは、男性については1日当たり純アルコール10~19gで、女性では1日当たり9gまでで最も死亡率が低く、1日当たりアルコール量が増加するに従い死亡率が上昇するという研究結果から得られたもののようです。
なお、留意事項として以下の項目が挙げられています。

  • 女性は男性よりも少ない量が適当
  • 少量の飲酒で顔面紅潮を来す等アルコール代謝能力の低い者は、通常の代謝能を有する人よりも少ない量が適当
  • 65歳以上は、より少量の飲酒が適当
  • アルコール依存症者においては、適切な支援のもとに完全断酒が必要
  • 飲酒習慣のない人に対してこの量の飲酒を推奨するものではない

1日平均純アルコールで約20g程度となる主な酒類の換算の目安は以下の通りです。

  • ビール…中瓶1本500ml
  • 清酒…1合180ml
  • ウイスキー・ブランデー…ダブル60ml
  • 焼酎(35度)…1合180ml
  • ワイン…1杯120ml

お酒を飲む人にとっては、なかなか厳しい数字なのかもしれません。
また、やはり時期的なものがあるのかもしれませんが、「アルコール関連問題啓発週間」というものがあり、11月10日から16日がアルコール健康障害対策基本法で定められているそうです。

忘年会というと、会社の打ち上げといったイメージが強いかもしれませんが、忘年会という名目に関わらず、年の瀬が近づくと公私共にお酒を飲む機会が増えます。
「節度ある適度な飲酒」とまではいかなくとも、年齢に関わらず、飲みすぎには気をつけなければならないのかもしれません。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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