個人賠償責任保険


個人賠償責任保険。聞いたことがあるかも知れませんが、時々新聞や雑誌などで紹介される保険です。
個人が損害賠償責任を負ってしまったときの保険ですが、商品名というよりは、包括的な保険の名称です。
例えば、生命保険は包括的な保険の名称ですが、各保険会社の生命保険にそれぞれ商品名があるのと同じです。
個人賠償責任保険の概要を知るには、一般社団法人日本損害保険協会のホームページが役立つかもしれません。

同協会によると、個人賠償責任保険は他人のモノを壊したり、他人にケガをさせてしまったときなどにおいて、法律上の損害賠償責任を負担する場合に保険金が支払われる保険。ということです。

保険金が支払われる場合

以下のような場合が例示されています。

  • 自転車で通行人にケガをさせてしまった
  • 買い物中に商品を壊してしまった
  • 飼い犬が他人に噛み付いてケガをさせてしまった

なお、私が加入している個人賠償責任保険の約款では、「被保険者が事故により他人の身体の障害または他人の財物の損壊について、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して、この特約に従い、保険金を支払います。」とされていました。

保険金が支払われない場合

保険の加入を検討する場合において、どのような場合に保険金が支払われるかも気になりますが、どのような場合に保険金が支払われないかも気になるところだと思います。

一般的な例としては、

  • 友人から借りた物を壊した
  • 就業中のミスで損害を与えた
  • けんかをして他人にけがをさせた
  • 同居する親族の持ち物を壊した

などが挙げられるようです。
私が加入している個人賠償責任保険の約款でも、

  • 被保険者が所有、使用または管理する財物の損壊について、その財物について正当な権利を有する者に対して負担する損害賠償責任
  • 被保険者の職務遂行に直接起因する損害賠償責任
  • 被保険者と同居する親族に対する損害賠償責任

などの事由により生じた損害に対しては、保険金は支払われない旨があり、一般的な例を裏付けています。

特徴

個人賠償責任保険の特徴として、単独で販売されていないのが通常で、自動車保険や火災保険、傷害保険などの特約としてセットで契約することがほとんどのようです。
また、ひとつの保険で家族が起こした事故も補償されるようです。

補償額の上限は、1億円が一般的なようですが、無制限となっているものもあります。
保険料は、月額で100~200円程度が多いようです。

なお、不幸にも事故が起こってしまった場合には、保険会社に断りなく被害者の方と約束を取り交わしてしまうと、保険金が支払われない場合があるようです。保険会社の了承なしに話を進めないよう注意喚起されています。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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