普及するか燃料電池バス


埼玉県では2019年に開催される予定のラグビーワールドカップまでに、県内で燃料電池バスを導入することを目指しているそうです。
その一環として、今月の9月3日~5日にさいたま市に所在する埼玉大学で試乗会が行われています。

ハイブリット車、電気自動車とエコカーと呼ばれるものがありますが、燃料電池バスもとい燃料電池車もエコカーの一つです。
英語で表記すると、Fuel Cell Vehicleと表されることからFCVなどといわれることもあります。

英語表記を見ると、Fuel=燃料、Vehicle=自動車ですので、cell=電池となります。
「cell」というと、「細胞」として理解している人が多いかもしれませんが、辞書にも「電池」として記載されています。
なお、電池といえば英語で「battery」ですが、イメージでいうと、「battery」が広義の「電池」を表し、「cell」がその中の最小発電単位を表すということになるようです。
この辺を正しく理解するのには、ネイティブな感覚が必要になるのかも知れません。

燃料電池車といえは、水素と酸素を化学反応させて電気を作り、その電気でモーターを動かして走行する。といった仕組みです。
子供の頃、理科の授業で、水の電気分解を行った記憶のある人もいらっしゃると思いますが、その逆の反応となります。

燃料電池車は、その構造上排出されるのは、水のみということになり、温室効果ガスと呼ばれる二酸化炭素や、人体に悪影響があるといわれる窒素酸化物が排出されないというのが特徴です。

発電の元となる水素は、多様な一次エネルギーから製造が可能とされており、化石燃料のように枯渇の心配がないとされております。
そのほか、再生可能エネルギー(風力・太陽光など)で得た電気から水素を作ることで、エネルギーを貯蔵することが可能とされています。

このような燃料電池で走行するバスを埼玉県は導入を目指しているわけですが、ラグビーのワールドカップというのは、きっかけに過ぎないのではないでしょうか。
ただ、現状のところ、車体の価格や水素ステーションの普及といった課題はあるようです。
これらのコストが高いのも課題の1つです。

また、ラグビーワールドカップの会場の1つとなるのは熊谷市ですが、県内に水素ステーションがあるのは、さいたま市の見沼区、緑区、桜区、春日部市、越谷市、戸田市、狭山市というように現在では県南部に集中しているようです。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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