食中毒、昨年の2倍程に


埼玉と群馬、栃木の3県の総菜店に出荷されたポテトサラダが原因と見られる腸管出血性大腸菌o157の感染ですが、これまでの調査ではサラダや工場から菌は検出されず、未だに感染経路は特定できていません。
昨日取り上げたネットの通信障害もそうですが、原因がわからないというのはとても不安になります。
また、埼玉県では先日川越市でも別経路の感染があったようです。

国立感染症研究所が公表した報告数によると、昨年1年間の腸管出血性大腸菌感染症はこの時期が多くなっていますので、感染しやすい季節ということは間違いありません。
ただ、今年は昨年や一昨年に比べても、全国で倍近いペースで報告件数が増加しているようです。

こうした報告は、感染法に基づいて腸管出血性大腸菌感染症を診断した医師は、最寄の保健所に届けることになっているためにその状況が分かるようになっています。
倍増の原因として、湿度が高く、暑い日が続いたことが原因という気候要因が挙げられているようです。

腸管出血性大腸菌で最も有名なのは、O157ですが、この他におO26やO111などいくつかの型があるということです。
感染経路も不明ということであれば、一般的な予防対策をとるしかないのですが、これはネットなどでも調べることが出来ます。
まず、どのように感染するかですが、大別すると、

  • 食品や水による経口感染
  • 調理器具を介した感染
  • 人から人への二次感染

というように分類されるようです。
どの経路の感染でも最終的には、菌が付着したものを口にするという経口感染に行きつきますので、

  • 元々食材などに菌が付着していた
  • 調理器具などを介して菌が付着した
  • 感染者の吐瀉物や便などの処理から菌が付着した

というような経路をたどることになります。
これらのことからも分かるとおり、手洗いや消毒といった方法が有効な対策となります。
また、腸管出血性大腸菌は熱には弱く、75度で1分以上加熱すれば死滅すると言われています。

腸管出血性大腸菌は他の食中毒菌に比べ感染力が強く、少ない菌数(50個程度)でも感染するといわれているそうです。
また、二次感染も他の食中毒にはない特徴なのだそうです。

感染してしまうと、潜伏期間は2~9日で、症状の程度も無症状から生命に危険が及ぶまで幅があるそうです。
症状は腹痛と水様性の下痢からはじまり、吐き気や発熱を伴うこともあるようです。

また、「腸管出血性」と表されるとおり、血性の下痢(血便)が見られるのが特徴です。
特に子供や高齢者など免疫力の弱い方は、重症化しやすいので、血便や激しい腹痛がある場合には、医療機関を受診するよう勧奨されています。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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