全国地震動予測地図


本日、全国地震動予測地図というものが公表されました。
公表したのは、地震調査研究推進本部(以下「地震本部」)で、文部科学省による組織です。この地図は地震本部のホームページより入手することができます。

地震という日本では一番関心のある自然災害であること、また本日は公表当日ということもあり、回線がかなり混雑しているようです。ダウンロードはいつもより時間を要しました。

この全国地震動予測地図が表しているのは、今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率です。

確率が高いと計算された場所ほど赤く示されます。確率が80%を超える地域もあります。

この確立ですが、例えば3%だとするとおよそ1000年の間に1回程度、震度6弱以上の地震があることを示しています。
30年以内の確率が3%ですので、60年以内では6%、90年以内では9%となり、このように考えると1000年以内では100%となるので、「1000年の間に1回程度」という結論になります。数式で考えれば30年÷3%=1000年となります。
確率80%の地域では30年÷80%=37.5年で、この間に1回程度、震度6弱以上の地震があるということになります。

このような地図が公表されると確率の大小にばかり目がいってしまいそうですが、確率の低い地域だからといって安全というわけではありません。

事実、昨年発生した熊本地震の当時の予測は7.6%と高い確率を示すものではありませんでした。このほかにも調査が十分に行われていない場合や未だ判明していない事実がある可能性は誰もが否定できないところです。

いつ、どこで、大きな地震が発生してもおかしくはないことを自覚する必要があることは、言うまでもありません。
公表される地図についても、日本は地震国家なのだと再認識するための啓発資料ということになるのかも知れません。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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