現金を買う?


タイトルを見たときどのように思ったでしょうか。
現金を買う。→お金を買う。→記念硬貨や希少価値のある紙幣や硬貨を買ったのかな?と思うのではないでしょうか。若しくは両替?と思った方もいらっしゃるかもしれません。

ところがこれは、私たちが流通紙幣・硬貨として使用している普通のお金を買っているというお話です。
報道でも取り上げられていますが、「メルカリ」で実際に出品がされていたようです。

利用している人はもちろんですが、利用されていない方もテレビCMも放映されていますので、「メルカリ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
スマートフォンのアプリなのですが、利用者同士で物品等の売買ができるというもので、ネット上のフリーマーケットというような認識がされています。

「メルカリ」は、その手軽さなどから若者を中心に人気が集まり、アプリのダウンロード数は4000万件を超え、出品数は100万点を超えるそうです。サービス提供会社の株式会社メルカリのホームページですが、日本の他にアメリカ、イギリス用に作成されていますのでこれらの国での利用が多いのかもしれません。

さて、「現金を買う」というのはどういうことなのでしょうか。

「1万円札5枚で59,000円」というような出品例があったそうです。50,000円を59,000円で買うということです。
一見、こんなの誰が買うの?と思ってしまいそうですが、売買が成立したケースもあるということです。

この取引のミソは、その購入がクレジットカードで行われるという点にあります。

クレジットカードで購入すれば、その支払いはカード会社へすることになり、その決済はおおよそ1ヵ月後などとなる他、場合によっては分割払いにすることもできます。
つまり、すぐに現金を必要とする人に向けた出品という推測が成り立ち、先の例での差額9,000円を利息と考えれば、取引の実態は金貸しとして見ることもできます。このことから、キャッシングを利用できない人に向けた新手の現金化ビジネスでは。といった指摘が出ていたそうです。

現在では、マネーロンダリングに利用される恐れもあるとして、現行紙幣の出品を禁止しているそうです。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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