増えるカード決済


2016年のクレジットカードでの支払額が50兆円を突破したそうです。

50兆円を超えたのは初とのことで、日本クレジット協会によると、カードの利用金額は表す「信用供与額」は前年比8.2%増の53兆9265億円たっだそうです。計算すると2016年の1年間で4兆円程利用額が増えていることがわかります。

利用増加に拍車をかけているのは、ネット通販です。

ネット通販の決済手段は、クレジットカードの他に代金引換やコンビニ支払い、銀行振り込みなどの手段もあります。
ただクレジットカード決済では、お店への支払いが購入時に終了するので出荷が早く、実際の支払いはカード会社への支払日となるので他の方法に比べ時間の余裕ができることや、ポイントがつくというメリットがあり、一方、他の方法では支払いが先に生じることや、手数料がかかることなどがあることから、クレジットカードが選択されているのだと思います。
その他には、ネット通販の利用自体が広がっているという背景もあります。

また、以前より地方税である自動車税などはクレジットカードで納付することが可能でしたが、本年から所得税や法人税などの国税もクレジットカードで納付出来るようになっています。

一見メリットしかないように思え、今後益々利用が広がることが見込まれるクレジットカード決済ですが、もちろんデメリットもあります。

その1つは、何と言っても情報流出です。

最近でも大きな情報流出事件がありました。特にネット決済では、カード情報等が漏洩すれば本人になりすまして決済することが可能です。
各会社なども不正利用対策を行っていますが、そのほとんどが事後対策のため、登録されている情報の漏洩対策はその管理者に任せるしかありません。

もう1つは、後払いとなることです。

カード利用額が信用供与額と表されることからも判るとおり、カード会社からの信用が与えられることでクレジットカードが利用できます。
カード利用時には財布のお金や預金の残高が減るわけではないので、いくら使っているか判らなくなりカード会社からの請求が来たときには、手持ちのお金がなく精算できないということも考えられ、予定通り精算できなければ信用に傷がつくこともあります。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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