埼玉県労働組合連合会(埼労連)が有識者とまとめた調査によると、30代子供2人の家庭で必要になる月収は約50万円との結果が出たようです。
調査は埼労連の組合員3千人に依頼し、3か月で597人の回答を受けての結果のようです。
この月収50万円という金額がどのように算出されたのかというと、先の回答者の7割以上が持つ物を必需品として、それを持つ生活を普通の生活として定義しているとのことでした。
冒頭の30代子供2人のケースでは、30代夫婦で夫は正社員、妻はパート、小学生と幼稚園児の2人の子供の家庭でおおよそ、2LDKで家賃55,000円、食費108,000円、交通・通信費38,000円、教育費27,000円など合計で約430,000円と計算されたそうです。
調査の詳細はわからなかったのですが、上記の金額を合計しても22万円程度ですので、残りの20万円程度は別の費用として集計されていることになります。もしかしたら保険や将来の貯蓄といったことも含まれているのかもしれません。
また、会計学では減価償却資産と呼ばれるものがあり、その使用期間が1年以上と見込まれるものは、その見込使用期間で費用を計上するという手続きがあります。
税法ではこの見込使用期間が資産の種類ごとに定められていてこれを耐用年数といいます。そしてその耐用年数に基づいて毎年費用を計上します。
例えば30万円の資産で耐用年数が10年だとしたら毎年3万円ずつ費用計上するといった考え方です。
今回の調査ではこの考え方を家計にも取り入れ洗濯機などの数年間は使用されると見込まれるものは、月数按分して計上しているようです。
タイトルの月50万円は税金や社会保険料を加えた金額で、年収にすると600万円となります。
しかし、厚生労働省の調査によれば埼玉県の30代男性の平均年収は411万円ということでした。
平均ということや既婚や未婚、妻のパート収入などを考慮したとしてもなんとなく年収600万円というのは、決して低いハードルではないように思えます。
とすれば、この調査でいうところの「普通の生活」は普通には達成できないものということになるのでしょうか。