日本語の難易度
パソコンばかりを使っていると、よく手書きで文字が書けなくなるといわれます。
何かしらの統計が出ているのかどうかもわかりませんが、実体験としてこのような認識のある人は少なくないのではないでしょうか。
「あれっ。この言葉ってどういう文字だったっけ。」と、スマホで読みを漢字変換し、その漢字を手書きするといったことはよくあることのように思えます。
ただ、ここまでは「読めるけれども書けない」という程度に留まりますが、症状が進むと、「正しく読めない」といったことにも繋がりかねないようです。
ワープロソフトや検索画面など何でも良いのですが、文字を入力し変換すると、漢字で表記されます。この漢字表記ですが、正しい読みがなを入力して変換しなくても、正しく漢字表記できてしまうことがよくあります。
この主な原因は、漢字には音読みと訓読みがあることです。
例えば、「水を得た魚のよう」という故事成語ですが、本来の正しい読みは「みずをえたうおのよう」です。ただ現在では「さかな」と読まれることも間違いではないようです。
パソコンでの文字入力をする場合、「うお」「さかな」どちらを入力しても「魚」と変換されます。むしろ、確実に「魚」と変換させる為「さかな」と入力している人のほうが多いかもしれません。
例のように、現在ではどちらも使われている読みである場合はまだ良いのですが、そうでなかった場合、恥ずかしい思いをすることになってしまうかもしれません。
ただ、難しいのが、本来の読みではない表現がすでに広まっていて、それで意味が通じてしまっている場合です。
このようになると、本来の読みを知る機会も少なくなってしまいます。むしろ実生活では、意味が通じる表現のほうが正解として扱われてしまうのかもしれません。結果、「水を得た魚」ようにどちらも正しいということに変化することもありそうです。
しかしがら、本来の読みはそのように読まれるに至った背景があることが多くあります。本来の読みを知っておいて損はないでしょう。
日本語の難易度はこれからも下がることはなさそうです。
さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT
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関東信越税理士会浦和支部所属
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