プレミアム付き商品券で船を買う

プレミアム付き商品券
覚えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

商品券の購入額よりも、その商品券の利用額のほうが大きい商品券です。利用額ー購入額がプレミアム部分となります。
「そんな商品券あったの?」という人もいらっしゃるでしょうが、政府が緊急経済対策として支出した交付金がその財源となっていました。
利用可能期間や使用可能店舗等が限られているものの、当時は発売日に即日完売するなど人気を博しました。
さいたま市でも2015年の8月に30%のプレミアムが付いた商品券が発売されていました。

こうしたプレミアム付き商品券ですが、この商品券を使って1800万円の船が購入された事実があったようです。
福井県での出来事のようですが、ある企業の関係者が商品券を持ち寄って購入したそうです。県では「想定外」と困惑しているようです。

当初発売された商品券は、県内のホテルや旅館の宿泊者限定で2015年の6月~12月に発売され、6,000円分の商品券が1セット5,000円でした。
プレミアム率でいうと20%ですね。

このような催しには、大抵買占め行動が予想されますので、1人当たり10セットが購入の上限とされていたようです。
しかし、購入には制限をかけていたものの、利用には制限がなかったようです。ゆえに福井県も「想定外」と答えたのでしょう。

さて、企業関係者が持ち寄ったということなので、ちょっと計算してみましょう。
1人10セットまで購入できるので、(1,800万円÷6,000円)÷10セット=300となり、1,800万円の船を購入するには、すくなくとも延べ人数で300人以上必要になることが判ります。
1人10セット購入したとすると50,000円かかりますので、船を購入するために企業が予め作戦を練っていた可能性があります。
企業経営として考えれば、1,800万円のものを1,500万円で購入できる計算になりますので、一応の経済合理性はあるということになります。

ただ、この事態の受け止め方については、人それぞれになりそうですね。