外貨建て取引
グローバル化が進んだためなのか、海外の企業などと取引をするのは、もはや大企業だけではなくなってきています。
インターネットなどの普及で、海外の人とコミュニケーションをとりやすくなったのが一因にあるのかもしれません。
海外の企業などとの取引となると、決済として使われる通貨が外国通貨であることが多いと思います。
アメリカドルが最も多いのではないのでしょうか。
事業を行う場合、個人・法人に関わらず帳簿の記帳と決算、確定申告が必要になります。
その際には海外の企業などと取引を行っている場合、外貨建て取引の処理が必要になります。
これは、国内で事業を行う個人・法人の決算、確定申告は日本円で行うことになっているからです。
もし仮に決算書や確定申告書に記載されている数字が2種類以上の通貨単位で示されていたとしたら、正しい値が表示できないことになります。10,000円の売上と100ドルの売上をそれぞれの通貨単位で表示したとしたら、その数字を単純合計しても正しい値を示さくなるためです。
そのため、同一の通貨で表示することが求められ、日本では日本円で示すということになります。
上記の例で言うと100ドルの売上を円換算した金額で表示することになります。
この円換算ですが、決算日までに決済が終えていれば、その決済時の為替レートで換算すればよいのですが、未決済の場合には原則として決算日の為替レートで換算する必要があります。
この決算日における換算で損益が発生することになりますので、税金の計算にも影響を及ぼすことがあります。
さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT
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関東信越税理士会浦和支部所属
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