freeeとMFクラウド会計


クラウド会計ソフトを提供するfreee株式会社と株式会社マネーフォワードが法定で争うことになったようです。

両社は「freee」「MFクラウド会計」としてクラウド会計ソフトを提供しています。

業界では両社ともシェアベスト3に入る大手です。(集計の仕方が異なるためか、それぞれで発表している順位は異なるようです。)

クラウド会計といえば、自動仕訳が代名詞ですが、その自動仕訳に係る特許について、freee側がマネーフォワード側を提訴したということでした。

仕訳とは、勘定科目に日付、相手先、内容、金額を入力し、会計帳簿を作成する簿記の手続きです。
仕訳の手続きでは、日付、相手先、内容、金額は、通常であれば領収書などに記載されていますので、これらについては基本的には書き写すだけなのですが、これらの情報を元に勘定科目と呼ばれる項目を選択しなければなりません。

簿記の知識がある人であればそれ程苦労はしないのですが、そうでない人はその選択に苦慮することがあります。

自動仕訳は、この勘定科目を選択する作業を自動で行う機能となります。

ただ、自動仕訳は単純な入力作業の時間を減らすという部分では役立ちますが、すべてを正しく選択してくれるわけではありません。
そのため、この自動仕訳の精度が、クラウド会計ソフトを提供する会社の強み(財産)となりますので、今回の提訴もこのようなことが背景にあるのでしょう。

会計は税理士とは切っても切れない関係ですので、これらクラウド会計ソフトを利用している税理士も数多くいます。
私自身も、「freee」「MFクラウド会計」の両会計ソフトを業務に使用しています。

サービスを提供する会社にとっては、まさしく競合する部分ですのでこのような争いは仕方のないことなのかもしれませんが、この問題によってどちらかのソフトが使いづらくなるということがないことを願うばかりです。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

埼玉県さいたま市緑区東浦和1-8-18-303

営業時間 平日9:00~18:00

関東信越税理士会浦和支部所属

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