日銀で国債400兆円


「日銀の国債の買取残高が400兆円になりました。」

このような内容のニュースがありました。日銀や国債という言葉は耳にするものの、いまいちその内容を把握していないということもあるのではないでしょうか。少し掘り下げて考えてみることにしました。

まず、冒頭の言葉の定義です。キーワードは日銀、国債、買取残高の3つですね。そのくらいは知っているよという声が聞こえてきそうですが、初歩から行きたいと思います。

  • 日銀
    正式名称は「日本銀行」です。わが国唯一の中央銀行で、日本銀行法による認可法人です。その主な目的の1つに、「銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うこと」とあります。
  • 国債
    国が発行する債券です。債券とは、借主がお金を借りたときに発行する借用証書の一種で、国が発行するため「国債」と呼ばれます。
    つまり、貸主は国にお金を貸していることになります。
  • 買取残高
    日銀が市場から国債を買い取った残高です。

これらをまとめると、「国の借金の貸主は、お金を発行している日銀」となります。

国と日銀を同一機関と思いがちですが、それぞれ独立した機関となっています。これは貨幣の安全性を保つためです。
例えば、同一機関とした場合、到底返せないほどの借金を抱えても、自分でお金を発行してしまえばよいということになります。このようなことが起これは、お金の流通量がでたらめになってしまいます。

3年半前の国債の買取残高は約130兆円でしたので、当初からすると3倍以上に膨らんでいます。

先の例では同一機関の場合でしたが、たとえ独立した機関同士であっても結託してしまえば、同様のことが起こりえます。
実際に、このようなことを懸念する声もあるようです。

なぜこのような国債の買い入れが行われるのかというと、世の中にお金を供給することで景気浮揚を目論んでいるためです。

市場から国債を買うということは、既に国債を持っている者はそれを売ってお金を手にすることになります。現在の国債の主な所有者は金融機関ですので、金融機関がお金をもつことで、そのお金が貸付けなどにより、世の中に供給されるという仕組みです。

ちょこっと税理士

国債には、個人向け国債というものがあり、個人でも購入しやすくしています。
なお、国債に係る所得税の取り扱いについて改正がなされ、その取り扱いが以下のように変更されています。

  • 国債の利子
    源泉分離課税⇒申告分離課税
  • 国債を譲渡した場合
    非課税⇒申告分離課税

詳しい説明は今後の機会にできればと考えています。

今日のさいたま市

午前中はやや肌寒かったものの、午後になり日差しが出てくると、半袖が心地よいかなというような気候でした。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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