中小企業も健康経営


健康経営とは、従業員などの健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組むという新しい概念です。
働く人員が健康であれば、生産性などが高まり、それが業績にも結びつくという考え方です。

この健康経営の普及に全国健康保険協会(協会けんぽ)が支援をしていくようです。

栃木県や広島県、大分県での手法をモデルとして生活習慣病などを防ぎ、医療費の抑制を狙っているようです。
具体的には、栃木、群馬、埼玉、山梨、鹿児島の6県の支部が「健康格付型バランスシート」なるものを導入して、加入企業を格付け評価し、将来的には全国に広げていきます。

協会けんぽの各支部は地元金融機関に呼びかけて、格付けが高い企業に貸出金利を優遇してもらうように働きかけ、既に栃木県や広島県では実績があるようです。
健康な人が増えれば医療費の支出が減り、健康保険料の保険料率も下がります。健康保険料は、毎月の給与などを基本とした標準報酬月額によって算定されます。

標準報酬月額と健康保険料は比例関係にありますので、保険料率がさがれば、給与が上昇したときの手取り割合が増えます。
個人消費が後押しされることが期待されるという側面もあるようです。

協会けんぽは総人口の約3割の3700万人が加入する日本最大の健康保険です。中小企業の従業員やその家族が加入しています。保険料は、企業と従業員の折半で、国からの補助も受けています。全国平均の保険料率は10%と大企業の健康組合の返金よりも高いそうです。

ちょこっと税理士

バランスシートというと、通常は、財務諸表の1つである貸借対照表を表します。
表の右左(貸借)のそれぞれの金額の合計が同一になり、バランスがとれることからこのように呼ばれています。

会計の特性の一つとして「ものさし」を同じにすることによって、様々な経済活動を行う企業を比較対照することができます。

今回の健康保険型バランスシートも、「ものさし」を同じにして比較対照できるようになっているようです。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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