デジタル教科書


文部科学省の専門家会議が、2020年度に「デジタル教科書」を導入する提案をしています。
時代の移り変わりを感じます。

現在では、学校教育法で、小中高校生は国の検定に合格した教科書を使う義務があると規定されているため、デジタル教材は副教材としての扱いになり、「教科書」とするには法改正が必要になるため、2017年度にも法改正をして正式な教科書として位置づけるようです。

デジタル教科書は、音声や動画を活用することができるので学習効果が高まることが期待されます。

例えば、英語のヒアリングでは、好きな時に正しい発音を聞くことができますので、うってつけの教材となるのではないでしょうか。その他にもいろいろと活用方法が広がりそうです。

ただ、視力などの健康への影響も検証されるようです。パソコンなどのデジタル機器を用いて仕事や学習をしている方はその検証の必要性が良く分かるのではないかと思います。

黒板、チョーク、黒板消しといった風景は今や少なく、全国の公立の小中学校のおよそ8割で電子黒板が導入され、タブレット端末もあわせて7万2000台余りが導入されています。「デジタル教科書」を使用する環境はもう既に整っているようです。

紙は紙で扱いやすいと感じてしまうのは、世代間ギャップかと思いきや、小学生の子供の中にもそのような意見があるようです。

タブレットに慣れると、ノートの罫線にあわせて均等に字を書くのが苦手になってきたと話す子や、音読をする時は、紙の教科書の方が読みやすいという子もいました。紙には紙の良さがあるということですね。

また、紙の教科書は無償ですが、「デジタル教科書」は無償とはならない見通しのようです。家庭や国、自治体がどのように負担していくのかも今後の課題になります。

小学生から1人1人固有のタブレットを所有するようになれば、使い道は教科書に限らず、多様な使い道が考えられます。
タブレットで個人を識別するといったことも行われるようになるのかもしれません。

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