ふろ釜の事故


製品評価技術基盤機構(NITE)がふろ釜の劣化による事故について注意を呼びかけています。

NITE(ナイト)によると、ふろ釜による事故は、平成22年度から平成26年度までの5年間に合計667件あったそうです。被害状況を見ると火災が291件と多く発生しており、死亡事故も2件あったそうです。

主な事故事例は以下の通りです。

  • ガスふろ釜の点火時に、口火(たね火)がついていない状態で繰り返し点火操作を行ったため、漏れたガスに異常着火してガスふろ釜を焼損した。
  • ガスふろ釜の給排気部が積雪で塞がれた状態で使用したため、未燃ガスが滞留し、その後の点火操作によって異常着火してケーシングが変形した。
  • 石油ふろ釜(空だき防止装置のない製品)を、空だき状態で運転させたため、過熱して発火し、住宅を全焼した。
  • 石油ふろ釜を、不着火によるエラー表示が出る故障状態で使用し続けたため、蓄積した未燃灯油に異常着火して周辺を焼損した。

ふろ釜による事故は、長期間使用された製品によるものが非常に多く、合計667件のうち420件と全体の63.0%が使用期間10年以上となっています。

古い製品には空だき防止 装置や異常着火防止装置等の安全装置が搭載されていないものも多数あると推定されるため、使用の際には注意が必要です。

また、リコール対象製品による事故も118件発生しており、このうち105件がリコール実施後の事故となっていますので、リコール情報にも注意が必要とされています。

屋内用ガスふろ釜及び石油ふろ釜は、長期にわたって使用されることが多く、また、消費者自身による保守が難しいことから経年劣化による重大事故が発生するおそれが高いとして「長期使用製品安全点検制度」の対象になっています。

長期使用製品安全点検制度とは、製品を購入した所有者に対して、メーカーや輸入業者から点検時期をお知らせし、点検を促すことで、事故を防止するための制度で、平たく言えば、製品を取り巻く人全員で事故を未然に防ぎましょうという制度です。

あまりふろ釜を見る機会はないと思いますが、様子を見てみては如何でしょうか。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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