ひじきの鉄分

文部科学省から今月25日に日本食品標準成分表の改訂版が公表されました。
この成分表は食品成分に関する国内唯一の公的データで、学校給食の献立づくりや栄養指導などに幅広く使れています。

今回の改定で、干しひじきに含まれる鉄分が5年前の成分表では100gあたり55mgでしたが、6.2mgと9分の1になったことが明らかになりました。ひじきは鉄分を多く含んでいるので貧血防止になるとされていましたが、その根拠がなくなってしまいました。

この数値の変動は、干しひじきの製造に使われる窯の材質にあったようです。
材質が鉄製からステンレス製に代わったことが原因です。

専門家から製法によって成分が異なる可能性があると指摘されていたのを受けて、再分析してみたところ、鉄釜だと100g当たり58.2mgの鉄分を含み、ステンレス釜だと6.2mgだったそうです。
ひじきの鉄分は窯の鉄分だったということになります。
ミネラル成分などの数値は以前と変わらなかったそうです。

家庭で使う調理器具も軽量で手入れが簡単なステンレス製などになっていることが多いと思います。
鉄分を積極的に摂取するには、鉄鍋を使って料理をすることが良いということになるのでしょうか。