ゆうちょ限度額引上げへ


政府の郵政民営化委員会は、ゆうちょ銀行の貯金の預け入れ限度額を利用者の利便性を高めるためとして、今の1,000万円から1,300万円に引き上げる方向で調整を進めていることが明らかになりました。

日本郵政傘下のゆうちょ銀行とかんぽ生命を巡っては、地域の金融機関の経営を圧迫するなどとして、貯金の預け入れと保険の契約に限度額が設けられています。これについて、自民党の郵政事業に関する特命委員会は、利用者の利便性を高めるためとして、貯金の預け入れ限度額を3,000万円まで引き上げることなどを求める提言をまとめました。

これを受けて議論を行ってきた政府の郵政民営化委員会は、限度額を今の1,000万円から1,300万円に引き上げる方向で調整を進めているそうです。
また、かんぽ生命の契約限度額は、今の1,300万円から2,000万円に引き上げる方向です。

郵政3事業が株式上場をしたことも一因にあるのかもしれません。

郵政民営化委員会は、今週中にも引き上げ額を盛り込んだ意見書を取りまとめる方針で、金融庁と総務省は来年4月からの実施に向けて必要な政令を改正することになります。
ゆうちょ銀行の預け入れ限度額が引き上げられるのは平成3年以来、かんぽ生命の契約限度額が引き上げられるのは昭和61年以来となります。

預金の預入限度額というと「ペイオフ」が頭をよぎります。

ペイオフとは預金保険制度のことで、金融機関が預金等の払い戻しができなくなった場合等に、預金者等を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持を目的とする制度です。

基本的には、金融機関が破綻しても元本1,000万円とその利息等が保護されます。
ゆうちょ銀行の商品は「貯金」ですが、保護の対象となります。

今まではそもそも預入れることのできる金額が1,000万円までだったので意識する必要はなかったのですが、限度額が1,300万円となれば、300万円部分は保護の対象とならないことを認識しておく必要があります。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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