QRコード決済で連携
メガバンクが、「QRコード決済」で規格を統一し、連携する方針を固めたという報道がされていました。
メガバンクとは、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行です。
なお、「メガバンク」は明確な定義があるわけではなく、合併や統合などの歴史と共に移り変わっているようですが、現在ではこの3行ということで落ち着いているようです。
以前、りそなグループもメガバンクとして扱われていたこともありましたが、グループ内の一社のホームページでは、自身のグループを「メガバンクグループに次ぐ日本で第4位の金融グループ」としていましたので、自身にもメガバンクという認識はないのかもしれません。
広がるキャッシュレス決済
QRコード決済ですが、スマートフォンなどで手軽に支払いができるキャッシュレスサービス、つまり現金を用いない決済方法です。
中国では爆発的に普及し、世界的にも広がっています。
支払いをする側の私達からしてみれば、普及している理由は容易に想像できます。
「手軽で簡単だから。」です。
スマートフォンのカメラでQRコードを読み込み、決済。
お金を数える必要はありません。
支払いを受ける側、つまりお店の方にもメリットがあるようです。
お店側が全てキャッシュレスということであれば、現金の管理が不要。ということも言えますが、日本においては、まだまだ現金決済が主流ですので、そのようなことはまずありません。
これをメリットと言うには少し無理があります。
キャッシュレス決済というとクレジットカード決済がありますが、クレジットカード決済に比べて低いコストで環境が整えられるようです。
最後に、決済サービスを提供する側です。
今回報道された、銀行がこれに当たります。
サービスを提供する銀行がメリットとして期待するのは、コストカットのようです。
現金取引の場合、当然ながら現金を必要とします。
その必要となる現金ですが、銀行の店舗やATMなどから引き出していることがほとんどです。
つまり、現状のままでは銀行は店舗やATMを維持していかなければならず、そこにはコストがかかります。
QRコード決済が主要な決済方法となりキャッシュレス化が進めば、これらを縮小することができます。
QRコード決済の統一規格の採用については、他の銀行についても呼びかけていく考えもあるようです。
業界トップ3で取り決めた規格をあえて使わないという銀行は、あまりないようにも思えます。
さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT
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関東信越税理士会浦和支部所属
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