持続化給付金後日談1


申請受付が開始されてから3ヶ月が経過した持続化給付金。
開始当初は、コールセンターに全くと言っていいほど繋がらなく、報道などでも取り上げられましたが、現在は多少落ち着いたのでしょうか。
持続化給付金申請ページでも、平日は繋がりにくいが、土日は比較的繋がりやすい旨のお知らせが掲載されておりました。

経済産業省によると、8月3日までに約289万件に給付しているとのことです。(8月7日更新情報)
申請件数はグラフのみで数字の公表は無いのですが、目算では申請件数の9割前後、給付が行われているように見えます。

申請期限も2021年1月15日とされていますので、後日談と言うにはまだ早いのですが、申請の受付体制も当初よりは落ち着き、改善されていると期待して、「後日談」とさせて頂きました。

以下の内容は、当初のものとなりますので、現在はどのようになっているのかは不明です。
その点を含みおいて、ご覧いただければと思います。
なお、今回のブログは2部構成となります。
第2部は後日掲載致します。

不備のお知らせは一方的

「申請に不備あり」と判断されると、メールで通知されます。
内容は、申請ページにて確認・修正し、再申請を促すものです。
申請ページにログインすると、不備とされている内容が記載されています。

メールで通知して、詳細は申請ページで指摘。
一見、通常の業務プロセスに思えるのですが、審査側と意思疎通ができないのが難点です。
審査側にしてみれば、いちいちやり取りできない。ということもあるのかも知れません。

記載漏れや書類間違いといった一般的な不備については、このようなプロセスで充分に対応可能だとは思うのですが、必ず例外的なケースというものは発生します。
もちろんそのような場合には、事前に問い合わせをすることになると思いますが、コールセンター=審査側なのかという疑念が生じます。
例え「イコール」ではなくとも、充分に連携がとれているのであればよいのですが、そのような印象は受けませんでした。

私が経験した一例ですが、申請前に運よく電話が繋がり、相談をしました。
相談内容は、少し特殊なケースなるので、このような形で申請してもよいか、という確認です。
しかし、結局のところ、どのように審査がされるかは分からないということで、申請について何かあれば連絡がいく旨を伝えられ、相談した形で申請することになりました。

このような経緯から、後日、問い合わせぐらいは来るかなと覚悟はしていたのですが、来たのは不備のメールのみ。
申請ページにある不備の指摘内容も、杓子定規な内容でした。
メール・申請ページのいずれにも「お問い合わせはこちら」などの案内もなく、一方的に「不備あり・要訂正・要再申請」を通知してお終いです。
このようにならないために、事前に相談したのですが、その意味はありませんでした。

「第2部」へつづく

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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