はがれる靴底


数日前、運動靴の靴底が剥がれて転倒し、けがをする事故が起きているというニュースがありました。

ニュースとして取り上げられはしましたが、こうした事例が急増しているということではなさそうです。
ただ、このような事故に対する情報提供を消費者安全委員会が6月30日にしています。

消費者安全委員会は消費者庁の組織で、事故から教訓を得て、事故の予防・再発防止のための知見を得ることを目的に設立されたそうです。
「事故に対する情報提供」は、今年の3月から運用されていて、すでにいくつかの情報提供がなされています。靴底の剥がれによる転倒のほかに提供された内容は以下の通りです。

  • 屋外コンテナ式収納スペースの移動式足場の階段からの転落
  • ライターの残り火
  • 手動車いすのフットサポート

さて、今回の靴底の剥がれによる転倒は、消費者から事故の申出を受けたのをきっかけに情報収集が行われたそうです。
消費者庁のもつ「事故データバンク」には、平成22年から28年の7年間に同種の事故情報などが34件登録されていたそうです。

2400名を対象としたインターネット調査の結果によると、ざっとみて所有する靴の2~3割程度に、靴底が割れる・剥がれるといった現象が見られているようです。
原因は、接着剤などの劣化によるものということです。

接着剤などに用いられるポリウレタンは、種類によっては水や空気中の湿気により分解されるため、特に温度・湿度が高く、通気の悪いところでの保管により劣化が促進されるそうです。
つまり、使用していなくても劣化することがあるということなります。

靴底の劣化について注意喚起を行っている事業者もいるということですが、消費者の認識はというと、劣化するという事実を知らない人は全体の56.5%だったそうです。

使用せず保管されていた靴は、見ただけでは新品と遜色ないと思えるものもあるはずです。壊れることなど予想もしてないということもあるのではないでしょうか。
しかしながら、靴は誰もが使用する最も身近な道具です。本来は安全点検が必要されるものなのかもしれません。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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