安くなかった?独身の日
中国で通称、独身の日とも言われている11月11日ですが、現在ではバーゲンの日と認識されています。
アリババが仕掛けたネットショッピングのセールですが、現在では前日の夜からカウントダウンイベントが始まるなど巨大イベントとなりました。
今回の独身の日における流通総額は過去最大の約2.9兆円に達し、前年を40%近く上回ったようで、その勢いは益々加速しているように思えます。
しかし、独身の日のイベントが終了し1ヶ月も経ちませんが、この勢いに待ったをかけるかもしれないことが判明したようです。
本当はバーゲンではない?
バーゲンといえば通常の価格より安く購入できるものと誰もが考えていると思います。
しかし、今回セール商品の8割近くが本当の安売りではなかった。つまりバーゲンではなかったということが分かったようです。
調べたのは中国の消費者協会で、ネット通販16社の商品を対象に調査したそうです。
独立の日を前後である10月21日から11月21日までの価格の推移を調べたところ、安売りと銘打って発売された539商品のうち、11月11日の価格が最も安かったのは118商品にとどまったということです。
中には、値引きを装うため直前に値上げされていた商品もあったようです。
ただ、バーゲンセールというと商品に応じてその価格が下がるというのが一般的な認識ですが、購入量に応じて割引率が変わるといった、いわば人によって割引率が異なるというルールもあるようで、すべてにおいてバーゲンではないともいえない部分があるようです。
セールの過熱が原因?
このような背景には、セールの過熱が原因となっているのは間違いなさそうです。
現在では価格比較サイトなどが存在していますので、商品につけられている価格帯を知ることが出来ます。
もちろんこうした比較サイトに掲載されるすべての事業者が、独身の日に向けて価格を吊り上げていたのであれば気づくことができないのかもしれませんが、そのようなことが起こるのは極めて稀なのではないでしょうか。
ただ、独身の日の流通総額は2.9兆円です。
恐らく、瞬く間に商品が売れて行き、気づいた時には売り切れになっているということもあるのではないでしょうか。
独身の日はバーゲンの日という固定観念が根付いていますので、買わなきゃ損とばかりに内容を吟味することもなく購入していることが予想されます。
今回このようなことが発覚したことで、来年の独身の日には変化があるのかもしれません。
さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT
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関東信越税理士会浦和支部所属
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