格安スマホ


格安スマホ。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
文字通り、料金の安いスマホです。

料金といっても色々とありますが、主なものは基本料金となるのではないでしょうか。
端末自体も安いものもありますが、こちらは端末の性能によって様々となります。

なぜ、同じスマホなのに安いのか?
その理由の最たるものは、携帯電話などの無線通信インフラを他社から借り受けてサービスを提供しているということになります。

通信大手3社である株式会社NTTドコモやソフトバンク株式会社、KDDI株式会社は自ら無線通信インフラを所有しているため、そのためのコストがかかります。
しかし、格安スマホを提供している事業者は、自ら無線通信インフラを所有せず、借りることでサービスを提供しているので、料金の安いサービスを展開することができるわけです。

このような事業者をMVNO(エムブイエヌオー)といいます。Mobile Virtual Network Operatorの略で、和訳すると仮想移動体通信事業者となります。

設備を借りてサービスを提供しているから安い。もちろん、ただそれだけではありません。
通信大手3社のサービスと比べると、異なるところがいくつもあり、それについてメリット・デメリットを感じるのも人それぞれとなります。

また、料金が安いというだけの認識で、格安スマホに鞍替えしてしまうためなのか、消費者からの相談も急増しているようです。
独立行政法人国民生活センターの資料によれば、格安スマホに関する相談件数は2014年度で139件、2015年度で380件、2016年度で1045件と推移しています。

相談が寄せられる内容としては、

  • 問い合わせ先が電話窓口しかなく、つながりにくい
  • 修理期間中の代替機の貸し出しサービスがない
  • 携帯電話用のメールアドレスの提供がない
  • 端末がSIMロック解除できず、使えない

といったものがあるようです。

このように料金が安い代わりに、スマホの利用に伴なう周辺サービスに差異があります。
また、SIMロックについては、通信大手3社では基本的に端末と通信サービス(SIM)はセットで契約となりますが、MVNOは端末と通信サービス(SIM)は別々に契約でき、自分が既に端末を持っている場合、通信サービス(SIM)のみ契約して利用するといった方法を選択することができます。

しかし、ここでSIMロックの問題が出てきます。

SIMロックとは、端末を購入した通信会社以外のSIMを入れても通話や通信ができない設定のことです。
SIMロック解除という処置が必要となりますが、MVNOで動作確認がとれていない端末については、SIMを入れても利用できない場合があります。

格安スマホは、その名の通り、安くスマホを利用することができますが、自分の使用状況と上記の内容などを考慮した上で、利用するかどうかを判断したほうが賢明ということになります。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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