新しいITマナー?


新しいという程ではないのですが、他人がIDやパスワード、暗証番号などを入力する時、視線をそらすというしぐさを行ったこと、又は見たことはないでしょうか。

暗証番号といえばキャッシュカードやクレジットカード、IDやパスワードといえばインターネット環境などでよく使われます。

私達税理士も「この明細書ありませんか」などと尋ねると、「ネット上にあります。」と返答し、横でパソコンを開いてIDやパスワードを入力する方もいらっしゃいます。
もちろんその際には、視線をはずします。(そもそも見ていても覚えられませんが。)

どうやらこうしたしぐさは、マナーと呼ぶべきかどうかは別としても、浸透しているようです。
入力する人のすぐそばにいる人は、それこそじっと見ているわけにはいきませんので、必然的にこのようなしぐさをとるようになったのではないでしょうか。

実際にキーボードの入力を盗み見てIDやパスワードを不正に取得しようとする「ショルダーハッキング」という言葉もあるようです。
暗証番号を入力する画面の数字の配列がランダムになっているATMがありますが、指の動きで暗証番号が推測できてしまうということへの対策です。
こうしたこともあって、変に疑いをもたれないためにも、視線をそらすしぐさがとられているのかもしれません。

ところで、IDやパスワードによるセキュリティは時代遅れといっているものがあります。

windows10です。

windows10を導入して起動すると、「パスワードは時代遅れです。」として、「PIN」を使用するよう促されます。
「PIN」は4桁の数字となりますので、文字数が多いパスワードを設定したほうが安全なようにおもわれますが、その仕組みはセキュリティが2段階になっているということのようです。

例えば、パソコンへはPINでログインできます。PINはそのパソコン専用のものとしてひも付けられています。WEBサービスなどは、このPINとひも付けられたパソコンからしか受けられないようになっています。

つまり、IDやパスワードが盗まれてしまえば、どのパソコンからでもWEBサービスにアクセスできますが、この場合、PINがひも付けられたパソコンそのものを盗み、かつ、PINが分からなければ、WEBサービスにアクセスできないということのようです。

さらに技術が進むようになると、視線をそらすというしぐさは、行われなくなるのかもしれません。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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