ランサムウェア


最近、コンピュータウイルスの感染被害が拡大しているようです。
感染が拡大しているのは、ランサムウェアという分類に属するウイルスです。

「ランサム」は「身代金」という意味で、感染させたパソコン内のファイルを暗号化しロック状態にして使用不能にした後、元に戻す方法を教える代わりに金銭を要求するといった手口になります。また、たとえ身代金を支払ったとしても元に戻らないケースも多いようです。

現在猛威をふるっているのは、「WannaCry」(別名、WannaCrypt、WannaCrypt0r、WCry)などと呼ばれるウイルスで、WannaCryは「泣きたい、泣きたくなる」といった意味です。

感染被害は約100カ国にものぼるようで、日本も含めた世界の大手企業が被害にあっているようです。

被害状況があまりにも拡大しているためか、アメリカのMicrosoft社が、WindowsXPや8、WindowsServer2003向けにセキュリティの修正プログラムの提供を開始しました。
これらの製品は既にサポートが終了していますが、Microsoft社によると「極めて異例の手段」ということです。

この異例の手段により、サポート切れの製品についても、今回の感染対策については対応することができますが、言い換えれば今回の感染対策しか実施されていないことになります。サポート切れの製品を使用している場合は、早めに新製品に切り替える必要がありそうです。

今回のWannaCryによる被害ですが、日本国内ではまだ大きな被害が確認されていないようです。
しかし、安心するのはまだ早く、感染が拡大しているのは5月12日ごろからとなっており、日本では週末にあたります。
このため、まだ被害が確認されていないだけという見方もあるようです。

明日は月曜日で一般的には、業務が開始する日です。
特にメールなどの取り扱いには十分に注意する必要があるそうです。

セキュリティ対策といえば以前より、「疑わしいメールは開かない。」などと警鐘が鳴らされていますが、業務などの場合は特に、その判断が難しいこともあります。
使用しているパソコンなどのセキュリティ環境を常に最新のものにしておくのはもちろんですが、システムやファイルのバックアップを取っておくといった二重三重の対策が最早当然のように求められているのではないでしょうか。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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