国際戦略トータルプラン


国税庁の「トピックス」欄に「国際戦略トータルプラン -国際課税の取組の現状と今後の方向-」というものがトップトピックスで掲載されていました。

いつ掲載されたのか定かではなく、これと同時になのかも判りませんが、リンクボタンも作成されています。
なお、この次のトピックスは、日曜日に開庁している税務署の案内です。
今まさに確定申告の時期で、税務イベントとしては繁忙期ですので、日曜日の開庁はトピックスとしては納得の内容です。

それでは、新たに加えられたトピックスの「国際戦略トータルプラン」。どのようなものなのでしょうか。
内容を見てみると、昨年の10月に一度掲載されているようです。当時と全く同じものなのか、加筆変更されたものなのかは判りませんでした。

概要によると、
経済社会がますます国際化しているので、国税庁でも国際課税への取組は重要な課題としています。
そのため、国際戦略トータルプランとして、国税庁における国際課税の取り組みの現状と今後の方向性がまとめられました。
このプランの各取組を推進していきます。
というものでした。

このプランの大きな柱は3つで、

  • 情報リソースの充実
  • 調査マンパワーの充実
  • グローバルネットワークの強化

です。「情報リソースの充実」の中に「財産債務調書の活用」というものがあります。

財産債務調書は、所得金額が2,000万円を超えて、かつ、12月31日の現況で3億円以上の財産又は1億円以上の有価証券等を有する人が財産の種類及び価額等を記載する書類で、その翌年の3月15日までに提出することが義務付けられています。
これだけの所得や財産がある人は、ほとんど場合確定申告をすることになりますので、確定申告書と一緒に提出してください。ということになります。

邪推かもしれませんが、この時期にトピックスとして掲載されたのは、「国際課税の取組に力を入れているので、財産債務調書を忘れずに提出してください。」という意味が込められているのかも知れませんね。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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