freee上で振り込み

クラウド会計ソフトのfreee上で振り込みができるようになるようです。インターネット専用銀行である住信SBIネット銀行と共同して、開発を進めていくようです。

以前は、振り込みなどの手続は金融機関に出向いて行うことは必須でしたが、現在ではインターネットバンキングの普及により、自宅や会社で手続きを済ませることができるようになっています。
振込手続きを行う金融機関のホームページを立ち上げ、そこからログインなどをして行うのが通常の手続きの方法です。

この手続きが会計ソフト上で行うことができるようになります。

クラウド会計ソフトは、金融機関の口座の履歴を自動で組み込むことができる機能を搭載しているものがほとんどですが、会計ソフトから金融機関の口座を操作するというものはありませんでした。

クラウド会計ソフトの利用者は、個人事業者を初めとして、自分で経理を行っている方が多いのではないでしょうか。
経理と一言にいっても、入金や支払いの処理や確認、帳簿への記入など、行わなければならないことは沢山あります。
このような方の中には、金融機関での手続きにかかる時間を省略しようと、インターネットバンキングを利用している方も多いことと思います。
会計ソフトをうまく利用すれば、入金や支払いの管理もできますが、これを基に実際に振込手続きを行なおうとすると、クラウド会計を利用しているのであれば、クラウド会計のサイトと金融機関のサイトの両方を開いて処理をする必要があります。そして金融機関で行った手続きを会計ソフトに反映させることになります。

前述のとおり、金融機関の口座履歴は自動で組み込むことができますので、実際には振り込みの内容を確認登録するといった処理になると思います。
これが会計ソフト上で振込手続きが行われるようになると、その内容を事前登録するというような形で、口座履歴を同期したときには、会計処理（仕訳）が完成（完了）しているということになるのかもしれません。

フィンテックという言葉が台頭していますが、金融とテクノロジーの進歩はこれからも加速して行きそうです。