医療事故が最多に


医療事故の報告件数が年単位で集計し始めた2005年以降、最多になったことが分かりました。

発表したのは公益財団法人日本医療機能評価機構で、国民の健康と福祉の向上に寄与することを目的とし、中立的・科学的な第三者機関として医療の質の向上と信頼できる医療の確保に関する事業を行うことを設立趣旨としている公益財団法人です。
主な出捐団体として、厚生労働省や日本医師会など、医療に関わる様々な団体の名前が挙げられています。

機構によると、2015年に報告のあった医療事故は3,654件でした。1日に10件前後医療事故が起こっている計算になります。

昨年の10月より「医療事故調査制度」が施行されています。この制度は、医療事故が発生した医療機関において院内調査を行い、その調査報告を民間の第三者機関が収集・分析することで再発防止につなげるための制度です。

今回の報告では、報告が義務付けられている大学病院や国立病院は243施設で3,374件の報告で、1施設当たり約14件。一方で、任意参加の医療機関では96施設で280件の報告で、1施設当たり約3件でした。
この結果を受けて日本医療機能評価機構では報告義務のある医療機関との差が大きいため、積極的な報告を求めているようです。

医療行為に関連して患者が死亡したり、予期された水準を上回る処置が必要になるようなケースを医療事故としているそうです。
人間が介在する以上、残念ながらミスや事故は起きてしまいます。ですが、次の同じようなミスや事故が起こらないように改善することはできるはずです。医療事故調査制度が良い方向へ活用されるよう期待したいですね。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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