さいたま市ノー残業デー
さいたま市は2016年度のノー残業デーを週2日に拡充するようです。
さいたま市では、現在毎週水曜日をノー残業デーとしています。緊急的な対応が必要な職員以外は定時で退庁するそうです。全庁で実施されています。
2016年度からはこれに加えて、今度は各局や区役所ごとにさらに1日、ノー残業デーの導入を検討しています。
導入の背景はさいたま市が2013年度に策定した行財政改革推進プランで職員の総時間外勤務時間数を2016年度に2012年度比で12%削減する目標を掲げていました。しかし、思うような削減ができず、組織的な対応が必要との判断があるようです。
また残業時間を削減した部署の管理職を評価するといったような人事評価の導入も検討しているようです。
目標や計画を立てることは重要ですが、その実現可能性も随時検討することも必要になります。
残業時間の思うような削減ができていない現状を分析する必要もあります。
技術は日進月歩していますが、人手不足も顕在化してきています。残業が減るということはそれだけ人件費が減るので税金の支出が減るとも考えられますが、代わりに設備投資を行ったとすれば相殺されてしまいます。職員に支払われていたものが設備に移転したとすれば、職員の消費行動も変わるかもしれません。
財政面ばかりではなく、労働環境面も考慮しなければならないと思いますので何とも言えませんが、目標ありきではなく、状況に応じた柔軟な対応をとることが、必要になることもありそうです。
さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT
埼玉県さいたま市緑区東浦和1-8-18-303
営業時間 平日9:00~18:00
関東信越税理士会浦和支部所属
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