マイナス金利

日銀は、金融機関から預かっている当座預金の一部につけている金利を、マイナスに引き下げる金融政策を打ち出しました。

お金を預けると利息がもらえるというのが、一般的な感覚だと思いますが、金利がマイナスということは、お金を預けると利息を支払うことになります。

ただ心配はいりません。私たちが預けたお金について利息を支払うわけではありません。

日銀にお金を預けるのは、銀行などの金融機関です。私たちが直接、日銀にお金を預けることはありません。

金融機関は、預金を預金者に支払うことができるように、日銀の当座預金に預金することが法律で義務づけられています。この法律で義務づけられた預金を「法定準備預金」といい、これを越えた部分に利息がつきます。

今までは、金利が0.1%でしたので、金融機関が日銀にお金を預けると利息を得ることができました。
しかし、今回の政策で金利がマイナス0.1%となりましたので、今後は利息を支払うことになります。

これにより金融機関は預けるメリットがなくなるので、そのお金を貸し出しなどに振り向けるようになり、世の中にお金がまわるようになるのではないか、というが今回の金融緩和策の目論見です。

ただ、マイナス金利は金融機関の収益を減らすことになりますので、貸し出しの増加に繋がらないという意見もあるようです。
こうした意見も踏まえて、日銀は一定の水準を超えた部分についてマイナス金利を適用することとしています。

金融機関にあるお金の行き先が変わることが考えられますので、私たちの生活にも影響があるかもしれません。