日銀は総裁や副総裁、審議委員など18人の役員の今年度の年収を、昨年度と比べてそれぞれ0.4%引き上げることを決めました。
民間企業で給与を引き上げる動きが広がっていること、国家公務員の給与を引き上げる法律改正が行われたことを受けての決定のようです。日銀の役員の年収引き上げは2年連続となります。
この決定によって今年度の年収は、黒田総裁が昨年度の3,467万円から今年度は14万円増えて3,481万円になるほか、副総裁が2,750万円、審議委員が2,638万円などとなるそうです。
日銀といえば、一昨年の金融政策が記憶にある人もいるのではないでしょうか。「黒田バズーカ」「異次元金融緩和」などという言葉が飛び交っていました。
この金融政策により円安や株高となり企業業績に寄与するかたちとなりました。民間企業の給与を引き上げる動きもこれに関連しています。
発言や発表の影響力が強いので、今回の決定を下すのにも、いろいろなことを考えながら行わなければならないのだろうなと思ってしまいます。
引き上げをしたら給与が上昇していない人たちもいるなか「自分たちだけ」などど思われ反感を買ったり、引き上げなければ、「景気は良くなっている」という自分たちの主張に自ら水を差したととらえられかねません。
引き上げ率が大きいか小さいかはそれぞれあると思いますが、0.4%というと年収500万円の人が2万円の給料アップということになりますので、引き上げを決定したものの調整をしたようにも思えます。