タワマン節税


タワーマンションの一室を購入することで相続税額を減額させるいわゆるタワマン節税に歯止めの動きが出ています。

早ければ2018年から実施されるようです。

そもそも「タワマン節税」とは、どのようなものでしょうか。

相続税は、相続開始時の財産の価額に基づいて計算されます。
この財産の価額ですが、財産の種類によってそれぞれの評価方法があります。

例えば、現金1億円はその評価額も1億円となります。

この1億円でタワーマンションの1室を購入していたとしたらどうなるでしょうか。
答えを先にいうと、その評価額は1億円となりません。ほどんどの場合その評価額は1億円よりも低くなります。

さらに加えて、タワーマンションでは一般的に高層階のほうが、実際の購入金額が高くなりますが、相続税の計算における評価額はどの階でも評価額は同じになります。

例えば、高層階が1億円、低層階が8,000万のタワーマンションがあったとします。そのマンションの相続税評価額が6,000万円だとすると、高層階を購入した人は4,000万円、低層階を購入した人は2,000万円、相続税の評価額を現金のまま持っているより切り下げることができるわけです。

タワーマンションの高層階は「億ション」などと呼ばれるように高額なため、高所得者や資産家などいわゆるお金持ちにしか買えませんので、節税の恩恵を受ける人も限定されてしまいます。

こうした実態を是正するために、相続税評価額の評価の仕方を見直そうという動きになりました。

まだ実際には何も決まっていませんが、我々税理士も「タワマン節税」については慎重さが求められるでしょう。今後どのようになるか注目です。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

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関東信越税理士会浦和支部所属

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