Monthly Archives: 5月 2018

流出は常態化?

個人情報等の流出事件というと、しばしば見聞きする内容ではあります。
ただ今回、その漏洩した情報がファイル化され、インターネット上に公開されていることが分かったようです。

日本のセキュリティーシステム会社のソリトンシステムズによる調査で明らかになったようです。
ファイル化されたデータの数は、少なくとも22億件にのぼるという事です。

この数は世界中の数ですが、このうち日本関連と見られるものが1千万件あるとされています。
メールアドレスやウェブアドレスに用いられるドメイン「.jp」から割り出されました。

「.jp」は日本国内に住所をもつ個人・団体・組織が登録することができ、利用例としては「co.jp」や「ne.jp」などがお馴染みです。
「co.jp」は日本国内で登記を行っている会社が、「ne.jp」は日本国内のサービス提供者によるネットワークサービスが、登録することが出来ます。
よって、「.jp」は日本関連のものと考えることが出来るわけです。

「個人情報」と聞くと、自然人のみを考えてしまいますが、企業などの法人や官庁などもデータに含まれていたようです。
また「個人情報の流出」というと、膨大な個人情報を所有している企業などから、ハッキングなどの不正アクセスによって流出するようなイメージがありますが、今回発見されたものは、交流サイトなど複数のサービスから得たデータがファイル化されていたようです。

情報は流出するもの?

しばしば見聞きする個人情報流出事件や今回の内容も含めて考えると、もはや情報は流出するものと考えていたほうが良いのではないかと思ってしまいます。

とはいうものの、これだけネットサービスなどが普及している昨今では、これらを全く利用しないという選択をするのは難しいのも現実ではないでしょうか。
利用するサービスやそこで利用する情報の内容を見極めた判断が必要になってきそうです。

IDやパスワードを使いまわさない

前回のブロク「パスワードの定期変更は不要?」でも取り上げましたが、IDやパスワードを使いまわさないというのは、セキュリティ対策の1つとして有効な手段とされています。
いわゆるリスクの細分化です。

様々なサービスに利用するIDやパスワードが1つであれば、その1つが流出してしまうと、すべてのサービスに不正にアクセスできてしまいます。

サービスごとに異なるIDやパスワードを設定しておけば、その内の1つが流出しても、損害は最小限に抑えられます。

複数のIDやパスワードを管理するのは大変ですが、安全を確保するのには、必要な労力なのかもしれません。

さいたま市緑区の税理士 渡辺税務会計・KWAT

埼玉県さいたま市緑区東浦和1-8-18-303

営業時間 平日9:00~18:00

関東信越税理士会浦和支部所属

お問い合わせはこちらから

免責事項

当サイトに掲載する情報に関しまして、細心の注意、調査を行って掲載しておりますが、当サイトのすべてに関して、誤りや変更などに伴うくい違いが含まれる場合もございます。従いまして、これらの正確性および完全性を保証するものではありません。当サイトで公開している情報もしくは内容をご利用されたことで、利用者もしくは第三者の方が直接又は間接的に被害を生じた場合について、当人は一切責任を負うものではありません。