量子コンピューター
ネットニュースなどを見ていると、「量子コンピューター」という言葉が入ったタイトルが多く見受けられました。
最近話題となってきているようで、この言葉を聞いたことや見たことがあるという人も多いのかもしれません。
次世代のコンピューターということですが、現在のスーパーコンピューターをはるかにしのぐ性能が期待されているということです。
何やらすごいコンピューターなのだな。という程度の認識でそのすごさを理解する知識もないわけですが、「コンピューター」の前に「量子」がつくのは、光の粒や電子など量子と呼ばれる極めて小さな物質の世界でおきる物理現象を応用しているから。ということのようです。
なぜ、今回この量子コンピューターのタイトルを多く見るようになったのかといえば、量子コンピューターの初の国産機の開発に成功し、世界中の研究者が利用できるようインターネット上で無料公開するということのためのようです。
この国産機ですが、問題を解くのにスーパーコンピューターの100倍のスピードを発揮したということで、結果をいち早く知りたい研究者はもちろんのこと、量子コンピューターそのものを研究している研究者にとっても良い知らせとなったのではないでしょうか。
私のような一般人にとっては、名前を知っている程度の量子コンピューターの世界ですが、その世界のなかでは既に世界中で熾烈な競争が行われているようです。
そしてこれらに名前の挙がる企業も、グーグルやマイクロソフト、IBMなど世界の巨大企業です。
国家政策?
今回、初の国産機を開発したのは、国立情報学研究所やNTT、それに東京大学など国のプロジェクトチームなのだそうです。
量子コンピューターの開発分野が熾烈な競争となっていることを背景に、無料公開することで、利用に伴なう反応や結果をフィードバックして改良につなげるという開発の加速を狙っているということもあるようです。
2019年度までに実用化を目指すとされているようです。
将来は量子○○?
遠い将来か近い将来かは分かりませんが、将来は量子PCや量子スマホなどという時代が来るのでしょうか。
現在のPCやスマホなどに使用されているのは、半導体です。
半導体は、条件によって電気を通したり、電気を通さなかったりする物質です。
このONとOFFによって計算が行われるため、「0」と「1」などとあらわされたりもします。
電気のスイッチのONとOFFというように、イメージがしやすいのではないでしょうか。
量子PCや量子スマホは内部に量子が入っているということになるのだと思いますが、イメージするにはハードルが高そうです。